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SHIONside


「汐恩と買い物とか昔に戻ったみたいやな」ニコ


汐「…迷子なるやろ」


そう言って手をつなごうとしても


「なるわけないやん笑笑笑」



そう言ってずっと逃げられてしまった。



大人に近づくにつれて、どんどん気持ちが伝わらなくなってきているように思えて焦ってしまう。


今のままじゃダメなのは分かっていても


どうすればいいかなんてのは分からない。


正直に伝えればいつか振り向いてくれる



そう、ずっと思ってて、



でも、真っ直ぐな思いを信じれなくなっている
Aには…




“A、大好き。”



“ずっとって難しいと思ってた”



“でも、Aとだったら信じれるよ”




“遊びだよ、あんなの。”




“頼むからもう俺に話しかけないで。”



河「あ!!!Aちゃーん!しおーーん!」



河「喉乾いた!!!はやく!!」



優「ふたりともー!!こっちこっち!」



「あ!汐恩はしろっ!!」





グイッ



「うわっ!」ガクンッ




「ちょっとー、2人で袋持ってんねんからちゃんと」



鶴「あのさ、ちゃんと考えてくれへん?」




「…え?あー、家?ええやんしょーちゃんのとこで。」




鶴「ちゃうわ。」




「…なによそんな改まって」









鶴「俺、ずっとホンマにAが好き。」


「私も好きやでしおん笑」



鶴「そっちちゃう。女として好き。」




「っ…」



鶴「あん時も…白岩の時も言ったけど、理由があったにせよ、あんな辛い思い俺は絶対させない。」







鶴「俺は、1人になんかしない。」









鶴「俺の事、受け入れて欲しい。」









鶴「俺と…」









鶴「嫌な時も、幸せな時も、ずっと。」









鶴「俺と一緒におろ。」

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作者名:かきのたね。 | 作成日時:2020年4月5日 1時

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