検索窓
今日:30 hit、昨日:10 hit、合計:49,239 hit

15 ページ15

youside


「ちょ…ほんまにっ…汐恩!!!」



どれだけ歩いたのかもわからず、ただ手を引かれて


まだ慣れない道だからここの景色も知らない、


自宅がここからだとどの道で行けるかもわからんところを、手を引かれてずっと歩いてた



ずっと汐恩不機嫌そうやし…ほんまに意味わからん



「なんなんほんまに?! 急に大阪から越してきたなんてもの信じられへんし、奨くんとも全然話させてくれへんし…手、痛いし、ここどこか分からへんし」



鶴「なんやねん話させてくれへんって、あいつのこと好きなんか」




「別にそんなんちゃうって!ただ仲良くなりたいやん!席隣やねんし!」




鶴「なんやねんそれそんなん男と仲良うせんでもええやんか。」





「ほんまなにゆーてんの?! そんなん汐恩に決められることとちゃうやんか」






「ただの幼馴染やんか。」









…いつも私は決まり文句のように言ってしまう言葉






これを言うと、いつも汐恩は悲しそうな顔をする






汐恩にとっての幼馴染ってそんなに特別じゃないから



あんな顔すると思うけど、






うちにとっては特別やし、幼馴染なんて枠はいるの

汐恩しかおらへんから、私にとっては結構





重い言葉なのに、









なんで悲しそうな顔をするのか









十何年経った今でも分からない。

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かきのたね。 | 作成日時:2020年4月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。