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「失礼しましたー」
奨「失礼しました」ガラガラ
鶴「…あ、来た。遅い」
「もー…子どもじゃないんだから…」
「奨くん、じゃあかえr…ちょっと!」
鶴「…」
「ちょ、引っ張らんとってって!あ、奨くん!!また明日ねー!!」ブンブン
奨「あ!!明日!!」
・
・
・
奨「…って、事があってさ、」
本『え、じゃあ一緒に帰れなかったって事?』
奨「ごめんなさい…」
その日の夜、やすぽんと電話で話した時に言ってみた。
本「鶴房ってやつ、そうとうAに独占欲持ってんのな」
奨「うん…なんか、あぁ好きなんだろうなって思った。」
本「でも、彼氏じゃないんだろ?」
奨「うん、幼なじみだって言ってた」
本「ま、幼なじみでも彼氏でも、ここまで大阪から来るのは相当やな」
本「で、奨は好きな訳だろ?どうすんの」
奨「えっ!?…なんでそれ…」
本『いや、今更すぎ。態度とかで分かるわ。因みに優も。いつから?やっぱあれ?』
奨「そうだったんか…んー、再会して、話していくうちに天真爛漫さに惹かれた…かな」
本「はぁーお前の顔見なくても顔赤いの分かるわ」
奨「なってないわ」ハハッ
本『まぁ、これから頑張って、そのライバルくんを抜かさないとな!』
本『ラッキーなことにあれもあるし』
奨「あれ?って、なんのこと…」
本『夏合宿!!!バンドメンで行くやつ、誘ってみたら?』
奨「誘いたいけど…それには純喜とともに…」
【やすぽんさんが写真を送信しました】
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合宿さ、A誘う?
純喜誘う!!!誘う!しゃーーー!!!
安藤誠明俺も来て欲しい!けど、急に誘ってこれるかな?
まぁ、大丈夫やろ誘ってみるわ!
ーーーーーーーーーー
奨「さすがAってとこか」
夏合宿とは、俺らが独自で行う合宿という名のお泊まり会だ
昨年から行っていて、たまたま純喜が仲良くなったおばあちゃんの別荘でやっている
なんでかスタジオもあるし、海は近いしいいとこだらけの場所なのである。
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作者名:かきのたね。 | 作成日時:2020年4月5日 1時