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スーパースター ページ9
「ふぅ………」
「緊張した？」
松本さんが降りた後、張りつめてた空気がため息として自然と出されてたみたい。
柄にもなく緊張していたことに、ようやく気が付いた。
「見た目は強めだけど、良い奴だよ」
「はい」
そう。私が勝手に緊張していただけで、松本さんは至ってナチュラルで。
これまで色んなスーパースターを見てきたけど、みんなラフで自然な人たちばかりだった。
「にしても、あの知識量と質問は凄いです…」
松本さんから飛んでくる質問の内容はどれも、相当に勉強していないと知らないものばかりだった。
「潤のコンサートに対する向き合い方は、ほんとこっちが勉強になる。こっちも同じ熱量で頑張らないと、あっという間に見抜かれるから」
「はい」
先輩の言葉に、改めて気合いを入れなおした。
ただいまの時刻、PM2:40ー
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作者名：rio | 作成日時：2020年7月1日 3時
