刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

29．仲良しだね ページ32

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任務も無事終了し、私たち四人は鴉に連れられて藤の花の家紋の家に行った。藤の花の家紋の家は鬼狩りに命を救われた一族で鬼狩りであれば無償で尽くしてくれるらしい。

竈門くんのところの鴉曰く完治するまで休息をとれとのこと。


宿のおばあちゃんはお布団や食事を用意してくれたりお医者さんも呼んでくれて至れり尽くせりしてくださった。
我妻くんは「妖怪婆」なんて失礼なこと言ってたけどね。



『ひひひぃっ、三人共肋折れてるとか仲良しかよ』


「うるせぇ！！」


『ごめんごめん』


山奥の屋敷で鬼と戦い、お医者さんにみてもらうと竈門くん、我妻くん、伊之助三人共仲良く肋を折っていたのだ。
仲良しだねと笑いながら言うと伊之助に怒られたのでもう黙る。
この三人はなんだかんだ言ってとてもいいコンビになるだろうな。ただの勘だけど。


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そしてその夜。


「炭治郎、誰も聞かないから俺が聞くけどさ
鬼を連れているのはどういうことなんだ？」


『えっ？えっ！？えぇえ！！？！竈門くん鬼連れてるの！？えっえっ！？』


我妻くんが「そう言えば」というように話を切り出してきて私は驚く。
鬼を連れて鬼殺隊になるって隊律違反なのでは…？


「善逸…わかっててかばってくれたんだな…」


何気にスルーされたのは少し傷付いたけど竈門くんは話を続ける。

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