公子さんが本当にシスコン過ぎる

顔が良すぎるなぁっ！？ ページ4

『いや、え？ちょ、ちょっと待ってくださいっ！』



私は顎に手を当てて考える。



え、なに？妹？私が！？そんなわけないじゃん！！私に兄なんているわけない…。

てかこんな変態が兄なんて本当に嫌なんだけどっっ！？！？

ん、そうだ、空くんとパイモンちゃんが何か知ってるかもしれない！



『空くんとパイモンちゃんはこの人の相棒なんだよね…？私、本当にこの人の妹なの！？』



でも2人とも困った顔してるなぁ…。




「えっと、まあ、妹がいるって話は聞いたことあるけど…」



相棒はタルタリヤが勝手に呼んでるだけ、と付け足す空くん。




「まさか、妹の前ではこんなに気持ち悪くなるなんて思わなかったぞ…」




と言うパイモンちゃん。




そうだよね！気持ち悪いよね！！と思いながらもう一度あの人に目を向けると…

ええええええええ、ちょっと待ってなんで近づいてくんの！！




「まあまあ、せっかく再開できたんだし…ってA、なんで俺から逃げるの？」




『だってあなたが近づいてくるから！！私、あなたがお兄さんだったっていう記憶ないんですよ！？』




「んー、そっか！！！……じゃあこれから愛を育んでいけばいいね！俺は本当に兄だし、話せばわかるよ！ちょっとだけでも話そ？？」




んんんんん！？！？待って待って、言ってることほんとに気持ち悪いし、普段だったら絶対OKしないんだけど……

そのタイミングでタルタリヤさんがニコッと笑う。


『〜〜〜〜〜〜〜〜！？！？』



くぅぅぅうううその顔で笑うなぁぁああああああぁ！！！！その顔は良すぎる！！！

面食いの私は断れないよぉ…！！！くそっ！！




『うぅぅ、わかりましたよぉ！！もうっっ！！！でもっ、とりあえず少し話すだけですからね！！』




「うん、それでいいよ！ありがとう！！」




ん”ん”ん”ん”ん”！！この爽やかな青年感、堪んないよなぁぁああ！！













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主人公ちゃんもタルタリヤに負けじと変態です。

まだ会ったばっかだよね！？→←人は見かけによらずっていうじゃん？

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