正直飲みたい ページ18
『んんん、ちょっとタルタリヤ?離れよっか??』
「A〜〜」
なんだろうほんと。
あの後、胡蝶と別れて自分の家に帰ると、タルタリヤが訪ねてきた。
いや、あの闇堕ちみたいな状態から元通りになったようで何よりではあるけど。
あるけども。
もちろんこれはこれで問題が山積みだ。
まず酒臭い。どっかで飲んできたのか。
頭を肩にすりすりしてくるのはくすぐったいからやめてほしい。
キスしようと顔を近づけられても応えてあげられないし。
するとタルタリヤが口を開く。
「Aも酒飲もうよ」
『うん、どういう経緯でその発想になった?』
聞けば、酒を飲めば2人で気分が良くなって、ワハハハ〜ってなるんだそう。
呂律の回っていない口で一生懸命話してくれた。愛らしい。
『いやいや、私は飲まないよ?2人してゲロ吐いたらどうすんの。バシャバシャになっちゃう〜』
私は冗談めかした口調で言う。
本当は、それとは別の理由があるけど。
何を隠そう実は私、酒癖が悪いのだ。
一度そのせいで襲われそうになったこともあるほどに。
その時は鍾離さんが助けてくれたからよかったけど。
でも今は2人っきりだ。そう、2人っきり。
起きたら二人とも素っ裸…なんてこともあり得なくない。
私たちは会ったばかりとは言え、家族だ。家族でそれはまずいだろう。
正直、お酒はすごく飲みたい。
朝からの長旅で疲れてるし、タルタリヤの対応で体力持ってかれたし、それにこれからこの酔っ払いの面倒を見なければいけないのはめちゃくちゃだるいし。
うーん、でも、そうだな。
飲むなら胡蝶が明日開催するって言っていた宴会で、だろうか。
そこなら人はたくさんいるし。
それまでは我慢しよう。
『とりあえず、私はお風呂入って来るからそこのソファで寝てて。…はい、これお水』
「んん、A風呂入るの?……それはつまり、覗けってこ…『違うから!…もう、第一覗きに行けるほど元気じゃないでしょ』
彼の体は明らかにふらふらだ。
きっと、お酒をかなりの量飲んだんだろう。
私は水を飲んでいる彼を見る。
目もトロ〜ンとしているし、私がお風呂から出るころには寝ていることだろう。
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リクエストくれえ…!
ネタはあるっちゃあるんだけど、どれも微妙で…
オチは一応決まってるけど、リク頂ければ参考にするので!
案をください…
あとお気に入り登録40人ありがとうございます
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宇琉夜ハル(プロフ) - 6ページ離月ではなく璃月ですよ (2023年3月24日 18時) (レス) @page6 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» うおおお!!ネタ切れだったので!!リクエストまじでありがとうございます!!!気合い入れて書きます!!続けてでもなんだろうが構いませんよ!コメントくれるだけで嬉しいです…! (2022年10月13日 23時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 続けてリクエストすみません(泣スカラマシュと絡んで欲しいですワガママすいません (2022年10月13日 18時) (レス) @page37 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました〜 (2022年10月4日 22時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - ありがとうございます、尊かったです!萌死にするところでした (2022年10月4日 21時) (レス) @page26 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご祭り | 作成日時:2022年9月24日 23時