お前なんか嫌いなのに！！【五条悟】

恥しかない ページ8

「あはは…♡」






あはは、じゃねえよ！

♡でもねぇ！





「ッ……五条さんッ…ほんとに…っ」




俺はくすぐったさで声が出そうになるのを抑える




「はいはい、わかりましたよー、だ(このままいったら多分襲っちゃうからやーめた)」






今日は諦めがいいな、ほんとに…



このド変態ドSめ





「ん？なんか言った？」




心の声がきこえてる？………





「ナニモイッテナイデス」




「あっそ…はい」




はいと、手を出してきた五条さん





これは、手を繋げと…？






「ほら、早く」





「は、はい」




俺は五条さんの手を取った




普通の繋ぎ方から段々指を絡められていく





これじゃ、まるで恋人みたいだ









「五条さん！…どこ行くんすか」




「TDL」





「マジすか」




「大マジ」





俺は久しぶりのTDLに大歓喜して、五条さんと繋いでいる方の手をブンブン振り回した




そのため、さっきより強く手を握られて不覚にもドキッとした









「人多っ」




駅は人混みで、ほんとに迷子になりそう





電車の中もしっかり混雑している






ここに乗ってからも手を繋ぎっ放しで、しかも、人混みから俺を守るように五条さんに覆われた状態で乗車している

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