【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

7手合わせ=殺し合い ページ8

「手合わせお願いします。」

総悟に手合わせをしてもらうところだ。

沖田「気ィ抜くなよ。」

「勿論。」

隊士「始め！」

その合図とともに私達は同時にくらいつく。

剣道も強いて言うなら鬼ごっこやチェスと一緒の戦略ゲームだ。

次、相手がどんな行動をするのかを読んで、どうすれば勝てるのかを考える。

隙をついて、パターンを瞬時に選択する。

カツっ！

隊士1「おぉ…。佐久夜副長の攻撃、床に穴空いたぞ！」

隊士2「沖田隊長も佐久夜副長もお互いを殺しにかかってるぞ。」

総悟は素早いから行動を知って動くのが早い。

「｢死ねェーー！｣」

お互いに飛びかかろうとした時、

ドカーン！

バズーカが打たれた。

もう毎回のようにバズーカ入ってくるよね。

土方「やめろお前ら。」

「土方さん…。」

沖田「何すんでィ。いい所だったのに土方死ねコノヤロー。」

バズーカを打ったのは土方さんだった。

「後ちょっとで私の勝ちだったのに。」

沖田「何言ってんだ。俺が勝っていたんでィ。」

土方「落ち着け。お前らがこれ以上暴れたら屯所崩壊どころじゃないだろ。」

まぁ確かに床穴空いたし、所々煙上がってるな。

土方「お前らも屯所破壊される前に止めろよ！」

隊士達「は、はいィィィィ!!」

「また手合わせするよ、総悟。」

沖田「そん時は俺ァ勝つ。」

そう言うと総悟は歩いて行ってしまった。

私ハウスにいたときは冷静なキャラだったんだけどな。

ここへ来てからなんかキャラ変わった気がする…。

土方「お前また腕上げたな。」

「そう？まだ慣れない気もするけどね。」

土方「もうお前の基準がわかんないわ。」

「……土方さん、私隊士達の能力を上げるためにいい事思い出した。」

土方「能力？」

「ええ。森での本格的鬼ごっこはどう？
昔よくやったの。」

土方「子供の遊びじゃねぇか。」

「ただの鬼ごっこじゃないよ。
いや、鬼ごっこだけど整備の整っていない森を使うの。これで運動能力と考える能力を鍛えれる。一石二鳥じゃない？」

土方「……また近藤さんに聞いておく。
というか、お前は何処で育っんだよ。
その知能、日本じゃ持てねぇぞ。」

「……。わからないわ。」

私はそう残すと足早にその場を離れた。

何処で育ったのかか。

唯一分かるのは人を食らう鬼の世界。

その中の施設(ハウス)でスクスクと育った。

楽しかったのに…。事実なんて知りたくなかった。


次回から約ネバになります！

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