【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

29最近の日常 ページ32

あー、朝から気分悪っ…。

土方さんと総悟に首のこと聞かれるなんて思ってなかった。

確かに｢怪我｣と言えば、全然巻き替えてないから不自然になってしまうから、あえて言ってなかった。

ふと首元に手を触れる。

さっき、なんで｢時期に話す｣なんて言ったのかな…。

普通に｢古傷｣とでも言えばよかったのに。

あ、隊服部屋だ。

「あぁーーー！」

髪もぐしゃぐしゃ、軽い浴衣と言っても過言ではない姿の寝巻き姿。

隊士たちに見られたら終わりだよ。

やらかしたなぁ。

取りに戻るにもあいつらいたら戻れないし…。

あぁぁぁぁあ！

今全てが嫌だぁぁ！

懐かしく見る夢も、アイツらも、私も。

山崎「あ！佐久夜副長ぉぉお?!
なんでそんな姿なんですかぁぁ?!」

「あ、気づかれたか。
丁度いいわ。ザキ、私の部屋から隊服とくし取ってきてくれない？」

山崎「いいですけど…。
自分で取りに行けばいいじゃないですか？」

「まぁ…事情があるのよ。」

そう言うとザキはすぐに取ってきてくれた。

「何処にあるか分かったの？」

山崎「副長は準備とか枕元にしてるんですね。」

「着替えやすいようにしてるだけよ。
それより、そこに誰かいた？」

山崎「いや？誰もいませんでしたよ？」

「そう…ありがとう。」

そう言って私は自分の部屋に戻った。




すぐに着替えて、朝食を食べ、見廻りに出かけた。

とは言っても、町内は相変わらず平和で特にすることは無い。

んー。暇だ。

だから見廻りは嫌いなんだよー。

こういう時間があったら素振りでもしたいのに。

いいや…万事屋寄ろ。



「旦那ぁー、神楽ちゃんー、新八君ー？
いるー？」

私が戸をノックして、呼んでいると、ドタドタと中から足音がした。

神楽「Aーー！」

「神楽ちゃん。お出迎えありがと。
はいどうぞ。」

私は2つのビニール袋を神楽ちゃんに渡した。

神楽「ありがとうアル！
早く中に入るネ！」

「お邪魔します。」

新八「あ、Aさん！」

銀時「よぉ。A、何しに来た？」

「何しにって…、暇だったので来ただけですよ。屯所に戻りたくないし…。」

神楽「銀ちゃんー！Aが酢昆布とケーキくれたアル！」

銀時「お、気が利くじゃねぇか！」

新八「何上から目線で言ってんですか！Aさんありがとうございますね。」

「あ、ええ。」

神楽「A聞くアル！昨日銀ちゃんがーー！」

それから2時間ぐらい万事屋で話し込んでしまった。

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