【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

28謎の子この子 ページ31

沖田side
「最近よく寝るなァ、アイツ。」

土方「ん？あぁ、Aのことか。」

この真選組に俺よりも年下の子供がいる。

しかも女だ。

異様に優れた知能と抜群の運動神経、驚異的な慣れの速さから真選組の副長に選ばれた。

なんで年下の奴が俺の上に立つんでィ。

攘夷浪士達からは｢真選組の頭脳｣とも言われて、来てすぐに首が狙われることも少なくはなかった。

土方「起こしに行くぞ。」

「バズーカ持ってくるで、先行っててくだせェ。」

土方「お前毎回A起こすのにバズーカ撃つのやめろよ?!」

「そうでもしねェと、起きねェんで。」

年下の癖にうぜェ、チャイナと一緒だ。

俺が着いていけるのは近藤さんだけだ。

Aも土方さんと同じ、副長は奪ってやる。

「どうですかィ？」

俺はバズーカを片手にAの部屋に入る。

そこにはまだ寝ているAとその横に腕を組んだ土方さんが座っていた。

土方「……いや…よく考えたら、俺達Aのこと何も知らねぇよな。」

「よー考えればそうですねェ。」

想定、あんな能力日本ではつけることは出来ない。

「出身、年齢、能力色々とわかんねェことばかりですぜ。」

土方「それに…。」

土方さんはAの首元を指す。

そこには包帯が巻かれてる。

いつもは隊服のスカーフであまり見えないが、首は包帯で巻かれている。

「なら取ればいいじゃないですかィ。」

土方「流石にあとが面倒いだろ。
｢女子の体を触る変態野郎｣って言われるぞ。」

「あんな野郎は女じゃなくて雌豚でィ。」

そう言って俺はAの首元に手をかけた。

そのとき、一瞬でその体が消えた。

A「あのねぇ、女子が寝ている時に体を触ろうとするなんて…見損なったわ、総悟。」

アイツは俺の後ろにいた。

「お前を女子と思ったことはねェ。
それに、その包帯を取ろうとしただけでィ。」

俺は振り向いてバズーカを撃った。

ドカーン！

A「毎回撃つけど、当たらないわよ。
っていうか、マジ撃つのやめてくれないかなぁ?!部屋ボロボロになってるから!!
土方さんも止めてよ！この変態野郎共が。」

土方「俺止めたぞ?!
まじ俺が予想してた言葉全部出できたわ。
というか、本当になんなんだ？その包帯の下は。傷でもねぇだろ。」

土方さんの急な真面目な話にAは顔を曇らす。

A「………。時期に話すわ。」

そう言ってアイツは部屋を足速に出ていった。

土方「…調べる必要があるな。」

「そうですねェ……。」

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