12☆夢主視点☆ ページ17
朝七時。
寝巻きを着替え、Aは伊達組のいる部屋の扉を開けた。
燭台切『あ、おはようAちゃん。ほら、三人ともそろそろ起きて』
ワイシャツのシワを引っ張って伸ばしていた燭台切は、挨拶をしてまだ寝転がっている三人に声を掛ける。
三人は体を起こしたが、顔はまだ寝ぼけたまま。
太鼓鐘に限っては『んぇ?ここどこだ?』などと言って燭台切を苦笑いさせていた。
鶴丸『ん…おはよう。お陰でよく眠れたぜ』
ぺちぺちと自分の頬を叩いて目を覚ましつつ、鶴丸はAに言う。
大倶利『早いな。まだ七時だぞ』
燭台切『それ伽羅ちゃんが遅いだけだよ。僕なんて毎日五時起きなんだからね?』
大倶利『そうか。イツモアリガトウナ』
燭台切『なんでそんな棒読みなの…ああそうだ、Aちゃん朝餉まだだよね?手伝うよ』
貴方「あー、じゃあよろしく」
朝っぱらから夫婦漫才らしきものを見た後、Aは燭台切を台所に連れて行こうと部屋から出たが、そこで先ほどから感じる違和感を指摘した。
貴方「ところで、さっきから何頭押さえてんの?」
燭台切『え?あ、いや、別に…なんとなく?』
燭台切は先ほどからずっと頭の右側を押さえているのだ。
貴方「頭でも痛い?」
燭台切『いや、違うかなぁ』
貴方「じゃあ何」
燭台切「あ、ちょっと…!」
Aが不意打ちで燭台切の手を剥がすと、ピョン、と音がしそうな勢いで髪の毛の一部が上に跳ね上がった。
貴方「…っ…」
燭台切『ちょっと笑わないでよ!』
突然の寝ぐせに、必死で笑いを堪えるA。
貴方「いやごめんごめん後でシャワー貸すから」
燭台切『あああ格好悪いなぁもう…』
燭台切はわしわしと髪の毛を掻き乱しながら、ため息混じりに言った。
いつも小綺麗な格好をしている燭台切にとって、寝癖を他人に晒すことなど許されない行為なのだろう。
まあどういう髪型をしていようがイケメンはイケメンなのだけれど。
燭台切『…あ』
すると、燭台切は何かを思い出したように声を上げた。
貴方「何?」
燭台切『そういえば着替え無いや』
貴方「あ」
二人の脳内で、今日の予定が一致した。
〜追記〜
みっちゃんって寝るとき眼帯取るのかな
取らないのかな
それとももう片目にも付けてアイマスクにするのかな
うんきっとそうだ
眼帯の上からグラサンするような奴なんだし
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りなほ@受験生(プロフ) - ありがとうございます(`・ω・´)私自身青江クラスタなのでそう言って頂けるとホントウレシィ… (2016年12月18日 0時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - ↓青一江じゃないです。アオーエです。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - もう……本当にこの小説大好きです(笑)寿も東も夢主も大好きだぁー!!東の本丸の青ー江が好きすぎる。更新楽しみにしてます! (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - この話は割と寿中心なのです( ˇωˇ )トラブルメーカーェ…グラサンは大爆笑でした (2016年11月1日 23時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
白鶴(仮)@プリンは犠牲になったのだ - 寿…お馬鹿さんですか、お前は…… グラサンwwそういやそうだったwwwww (2016年10月31日 14時) (レス) id: 064ce5e387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月19日 21時