よぉ三平、また会ったな。【刀剣乱舞】

7☆夢主視点☆ ページ12

貴方「もしもし!?」

審神者「あ、A？寿どうしちゃったの？」

貴方「放心状態なんだけど！ちょっとどういうことか説明して！」

審神者「ワープゾーンが…僕達はそれのこと狭間って呼んでるんだけど、狭間がいきなり塞がれたせいで、政府に怪しまれて寿のこと調べられちゃったみたいでさ。それで今までの非行が全部バレて、無期の審神者資格停止食らったんだよ…」


それにはAも愕然とした。
そうか、審神者は政府に雇われている身なんだ。何か不祥事があれば詮索されるに決まっているじゃないか。

刀剣男士達は、顔面蒼白でへたり込んでいる寿の顔を心配そうに覗き込んでいる。


審神者「一応少しでも停止期間短くなるように交渉はしてるんだけど、僕達が敵との戦以外で時間遡るのはあんまり良くないことでさ。まだこうやって平成にいるってことまでバレたら…結構まずいんだよね」

貴方「じゃあどうすんの？」

審神者「うーん…僕がそっちに寿迎えに行くまでの間、皆のこと匿ってあげられないかな？政府もそう馬鹿じゃないから、平成にいるってすぐに突き止められちゃうかもしれないし」


突然の提案にAは動揺した。


貴方「は!?匿うって言っても…そっちが今すぐ来れば良いじゃん！」

審神者「そうなんだけど、ちょっと問題があってね…」


審神者は申し訳なさそうに言った。


審神者「僕と寿、結構仲良くしてるからさ…僕まで目を付けられちゃったんだよ。だからむやみに平成行くともっと怪しまれちゃう」

貴方「はぁー…？マジで言ってんのそれ…」

審神者「マジで言ってるのこれ。隙を伺って行くか、しばらく大人しくして、監視が緩んだところで行くか。どっちかだよ」


審神者はAをなだめるように言うが、どちらにせよその方法じゃ時間がかかる。
しかしそれ以外に方法は無いだろう。


貴方「…まあ、出来る限りのことならしとく」

審神者「ありがとう。端末での会話までは流石に盗聴されないだろうし、何かあったらいつでも連絡して」

貴方「うん分かった…ん？あれ？この会話って時代超えてることない？そっち2200年代だよね」

審神者「あーうん。そりゃこの時代だもの。技術の違いは多少なりとも生じるからね」

貴方「ふーん。とりあえず全員連れて帰るわ。じゃあね」

審神者「うん、よろしくね」


Aと審神者は通話を終える。
そして刀剣男士達に、寿を連れて付いて来るように言って歩き出した。

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