新入りに捧ぐ☆鶴丸視点☆ ページ33
審神者「大変だ！Aが倒れた！」
燭台切による説教の途中、髪をボサボサにした審神者が飛び込んで来た。
鶴丸は審神者の風貌にも驚いたが、内容には更に驚いた。
新入りがいきなり倒れるなんて…
燭台切も、突然の出来事にきょとんとして説教を止めた。
そして短刀達は顔を見合わせ、申し訳ないように俯く。
そういえば、昨夜は皆で夜更かしをしていたと一期一振に聞いた。
…一日ちょっと夜更かししただけで倒れるなんて、流石にそれはないだろう。
じゃあ、どうしてなのか。
鶴丸の口元に笑みが浮かんだ。
とても面白いことになりそうな気がしたからだ。
鶴丸「主、Aは俺が介抱してやろう」
鶴丸は、顔面蒼白で慌てる審神者を落ち着けるように言う。
そして、少し気になっていて、かつ結構肝心な事を尋ねた。
鶴丸「…で、当のAとやらは何処に？」
審神者「あ」
審神者に誰かをおぶっていたり、抱えたりしている様子は無い。
だが、廊下の方を振り向いて口をパクパクさせていることから、何が言いたいかは大体分かった。
鶴丸「…廊下に放置かよ…」
流石此処の審神者、うっかりにも程が有る。もう冬に近付いているというのに、倒れた奴を…
肌寒い廊下を進むと、やはり床に倒れ伏すAがいた。
何かの病でなければ良いが…と思って、顔色を見たり、脈を取ったりしてみる。
しかしAは単に寝ているだけだった。相当肉体的疲労が溜まっていたのだろう。
とりあえず、鶴丸はAを自分達の部屋に運ぶことにした。
昔からの縁やら何やらで、部屋は燭台切と大倶利伽羅と一緒だが、まあこれくらい許してくれるだろう。
起きたまま畳んでいない布団を軽く整え、Aの頭を枕に乗せる。
これで出来ることはやった…が、そのまま大人しく寝かせるという純粋な心など、鶴丸には無かった。
押入れから折りたたみ式のハシゴを取り出し、壁の出っ張りに立て掛ける。
鶴丸は慣れた様子でハシゴに登ると、天井の板を外した。
自室の改造は万全である。ルームメイトを驚かせる為には、次から次へと設備を施さなければならない。
天井裏に潜り込んで電球のスイッチを入れると、天井裏の全体が明るくなった。
ちなみに、このタイミングで天井が抜け落ちて大倶利伽羅を下敷きにしたことがある(その後絞殺されかけた)。
しかしもう補強はバッチリなはず。
鶴丸は、懐から紙と鉛筆を取り出した。
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (
レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((；ﾟДﾟ))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました！ (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話！！めちゃ入りたかった！！ (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなほ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月31日 13時
