とばっちり� �江雪視点☆ ページ19
夕餉の時、Aを初めて見た。
ふてぶてしく挨拶をして席に着いたAは、どうやら元人間らしい。
己は人間に振るわれてきたが、やはり彼らは汚い生き物だとつくづく思う。
刀や銃、火薬で幾多の命が消えてゆくのを何度も見た。
殺し、殺され、その度に悲しみに暮れ。
それなのに誰もが口を揃えて、世界平和を願っていた。
矛盾している。
主は、『いつの時代も人はそうなんだ』と悲しそうに言っていた。
ただそこにあり、人を殺めるだけの己という存在。
しかしこのような身体を手に入れ、様々なことが出来るようになった。
動き、話し、食し…
まるで人のようだ。
この身体を手に入れた時は嫌気も差したが、弟達と会えたこともあり、今の主に使える形で心身共に落ち着いている。主の配慮は細やかで、出陣はするものの、戦法会議などはなるべく避けてくれている。
そうして今もまだ武器を振るってはいるが、歴史の為だと思えば幾分かは楽だ。
Aも元いた場所に帰って、刀の時より平和な日常が続けば良い…
そう思って、江雪はひとりで茶をすすっていたのだが。
遠くの方から奇声が聞こえたかと思うと、大きな音が迫って来て…
貴方「うああぁぁぁぁあああああっっ!!!!」
襖があり得ない方向にしなると、外れた襖からAが突然現れた。
そのままの勢いで、Aは机の角に頭を勢い良くぶつけた。
倒れる湯のみと花瓶、棚から落ちる赤べこ、照明から降り注ぐ埃…
Aは白い布を被っていたが、転がってその身体が露わになる。
布以外に何も身に纏っていない姿は、江雪も見たことが無い、不思議な身体をしていた。
その身体は自分達とまた違ったすがt
【教育上よろしくないためカット】
しばらく観察をしていると、鶴丸国永と一期一振、そして審神者を担いだ山姥切国広と鶯丸が駆けてきた。
山姥切と鶯丸は江雪の姿を見て顔を真っ青にすると、審神者をその場に置いた…いや、その高さから落とした。
まあここの審神者の扱いはそんなものだ、仕方ない。
一方、鶴丸と一期は何やらぽかんとした様子で話している。
鶴丸「これは…何も言わずに、出て行った方が良いのか？」
一期「…私に言われましても」
鶴丸「…まあいい…その、失礼した…」
何をどう勘違いしたのか、鶴丸と一期は他の二人を急かすと、早足で部屋を出て行った。
その直後、目を覚まして状況を瞬時に察した審神者が、四人を全力疾走で追いかける姿が本丸の廊下で見られたという。
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (
レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((；ﾟДﾟ))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました！ (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話！！めちゃ入りたかった！！ (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなほ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月31日 13時
