スマーティー一期 ページ16
鯰尾と骨喰…ずっと一緒にいた二人か。
獅子王「お、良いんじゃねーか？内番も当番じゃなかったはずだし、あいつらなら引き受けてくれるだろ」
浦島の意見に同意した獅子王も頷く。
しかし大丈夫だろうか？鯰尾は物腰の柔らかそうな奴だが、骨喰は無口で少し絡み辛かった。
もしかしたらキレると凄く怖い奴だったりして…
などと考えていると、薬研は言った。
薬研「はは、そんな悪い奴らじゃないから安心しろって。今ならまだ起きてるだろうし、今から頼んで来れば良い」
…と、言う訳で。
浦島「いってらっしゃーい」
Aは、二人のいる部屋へと出陣した。
〜
さて。
出て来たは良いが、二人の部屋が何処にあるか全く知らない。
こうなったら、部屋という部屋を手当たり次第探すか？
いや、無理だ。
全裸で発狂した後に、本丸中の扉を開けまくるなんて変人以外の何にも見えない。あらぬ誤解を生むこと間違い無しだろう。
貴方「…」
仕方ない。
適当に扉を開けて、そこにいた人に案内してもらおう。
Aはそう考えるや否や、そばにあった扉をそっと開けた。
一期「…おや？A殿」
こちらを向いて読んでいた本を閉じたのは、一期一振。
五虎退「あ、こ…こんばんは」
前田「あ、Aさん！」
そして嬉しそうな顔をして駆け寄ってくる短刀達、大体十人くらい。
と、不思議そうに一期が尋ねてくる。
一期「どうしましたか？何かお困りで？」
貴方「あ、うん。それが…」
Aが経緯を話すと、一期は快く引き受けてくれた。
流石は兄、対応がスマートである。
一期「そのような事であればお安い御用。二人は確か書斎に…お前達、少し案内をしてくるから席を外すぞ」
一期はそう言いながら立ち上がる。
しかし…
厚「えー、俺も行きたい！」
乱「せっかくなら本丸の中全部案内とか、したいな〜」
と、短刀達の我儘が炸裂。
一期は困った顔をして拒否しようとするが、かなり興奮しているようで短刀は引く気がないらしい。
が、それはすぐに解決した。
お供狐「お困りのようですな！ここは一つ、鳴狐に任せてみては如何でしょう？」
部屋の隅に座っていた鳴狐…の、肩に乗るお供の狐が口を開く。
お供狐「一期一振殿は弟君が心配なご様子！しかし一期一振殿は夜目がきかないと存じております故…」
お供の狐が淡々と続ける様子を、鳴狐は静かに見守っていた。
〜追記〜
予定が片付いたので更新再開でーす。
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (
レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((；ﾟДﾟ))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました！ (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話！！めちゃ入りたかった！！ (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなほ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月31日 13時
