3.争奪戦は辞退 ページ3
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会議室に入ると、そこには堂々たる顔触れが揃っていた。
「遅いぞ、迅。苗字。それと太刀川も」
振り返ればいつの間にやら太刀川さんも後ろにいた。
今並んでいるのはA級の実力派ばかりだ、主にアタッカーとオールラウンダーが顔を揃えている。
城戸司令は揃ったな、と呟いて静かに話し始める。
この薄暗い会議室はいつ来ても何故か緊張する。
城戸「1年前の大規模進行以来、忍田くんが保持しているブラックトリガー風刃を、君たちの中の最前線に立つ精鋭に渡すことを決めた。」
私たちはその言葉に少なからず反応を示す。
ちらっと横を伺う。迅は冷静そうな表情をしていた。
いや、いつもの迅でないことは確かだ。
いつもより少しピリっとした空気を纏う迅にこちらも表情を固く引き締めた。
「は〜い、俺はパスね!S級なんてツマンネーとこ行きたくねーし!今の隊のままで満足してる。」
沈黙を破ったのは太刀川だった。
よし。いい流れを作ってくれた!
私も静かに右手をあげる。
『私も、ブラックトリガーを使いこなせる自信ないです、隊は組んでないソロ活動者ですが、その争奪戦は辞退させていただきます。』
そうだ、そのブラックトリガーを持つべきは迅なのだ。
最上さんの意思は、迅が受け継ぐべきなのだ。
太刀川と苗字がいなくなれば迅の実力ならば必ず風刃を勝ち取ってくれるはずだ。
城戸「では、太刀川と苗字以外の面々で、争奪戦をしてもらう、日程は明日連絡しよう、今日は風刃を起動できるかのテストを争奪戦参加者で受けてもらう。残念ながら起動できない者は争奪戦からは外れてもらう。」
以上だ。と城戸司令は解散を告げた。
会議室を出ようと歩みを進めた刹那
「名前」
あぁ、罪の意識よ、こんにちは。
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rina214skt2(プロフ) - アイカさん» そうなんですか?!ダウンロードしてみます!ありがとうございます\(^o^)/ (2015年8月8日 13時) (レス) id: e1a54c24f8 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - rina214skt2さん» そうですね。いちいち上に行ってマイページ押さなくてもマイページ行けますから扱いやすいです (2015年8月8日 10時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
rina214skt2(プロフ) - アイカさん» なるほど、、!アプリの方が読みやすいですか?? (2015年8月8日 10時) (レス) id: e1a54c24f8 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - rina214skt2さん» ですよね!(そうですよアプリありますよ。読み専&コメ専として使ってますね。 (2015年8月8日 4時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
rina214skt2(プロフ) - アイカさん» 毎日愛でて暮らせますよね、、。笑やはり同一人物さんなのですね!だと思いました!アプリあるのですか?ダウンロードしようかな、 (2015年8月8日 4時) (レス) id: e1a54c24f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめ | 作成日時:2015年8月4日 0時