私の使命 ページ10
説明によれば、私をここに連れてきてくれた萌え袖の彼が蜜葉結弦さん。
チョコケーキを食べてたリーダーさんが胡桃真夏さん。
説明してくれたスタイルのいい女性が舞多透さん。
眼鏡の味覚音痴っぽい方が相生惠さん。
何とも個性的な集団で、あと特徴といえば美男美女ってこと。
名前が男女逆転してそうなところも個性的だ。
『えっと、改めまして、双葉Aです。高校2年です。よろしくお願いします』
深々と頭を下げたところ、あれ、と呟く人が一人。
真夏さんだ。
「Aちゃん高2ってことは今日平日だし、学校あるんじゃない?」
『友人に休むと連絡をしたので、大丈夫だと…』
「その友人ってのが死んでたら意味ないんじゃね、新人ちゃん」
コーヒーに白い粉___見た目的に砂糖かと思ったが、もしかすると、というか普通に塩だろうと思うそれを混ぜた惠さんがズバッと問題を突きつけてくる。
「いい加減にしなさいドS No.2。彼女に学校から連絡が来ていない時点で無事だと考えるべきでしょ」
言われてみれば、そうだ。
だけど、彼女の動きを知っていた物言いから彼女が現時点で人質と取れるのも確かだ。
「で、お前はその友人を自分の命と対等かそれ以上の価値と見てるわけ?」
つまらなさそうにこちらを見る…蜜葉くんの目に、ドキッとしてしまう。
決して恋愛的な意味でなく、何となく胸の痛いところを突かれた感じがしたからだ。
『分かりません、けど……それでも、助けなきゃいけないんです』
「どっから来てんだよ、その使命感は」
使命感。その言葉に、しっくりくる自分がいた。
そう、これは使命に近い。
『私があの子を……守らなければ、“いけない”からです』
「………」
彼はひたすらに、私を見つめていた。
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リナ@オリジナル小説垢(プロフ) - イゼッタさん» コメントありがとうございます!pixiv、やってるんですけど完全に見る専なので…w別垢を作ったらやってみようかなぁと思います!ご提案ありがとうございます! (2018年7月14日 18時) (レス) id: 3385c13a93 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - この作品、とても良いのでpixivであげてみては? (2018年7月9日 13時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - リナ@オリジナル小説垢さん» いえ!こちらこそ受け取って頂けて嬉しいです! 相棒を続ける内に結弦君のSがうつっていったらこんな感じかなぁなんて思いながら描きました(*´∇`*) 作品に貼っていただけるとは……感謝です! それでは(^-^)/ (2018年6月30日 16時) (レス) id: 4785678acf (このIDを非表示/違反報告)
リナ@オリジナル小説垢(プロフ) - 柳さん» わー!本当にありがとうございます!!カッコいい…!そう言っていただけるととても励みになります…!画像、作品内で貼らせていただきますね! (2018年6月30日 11時) (レス) id: 3385c13a93 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/f/7/b/f7b5dc0fea6a4df1dd9bff02e3179e80.jpg これで見られますかね? 画像が、見られない場合は言って頂けると幸いです。 少しでもリナさんの応援になればと思います。 それではまた、読みに来ますね! (2018年6月29日 11時) (レス) id: 4785678acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リナ@オリジナル小説垢 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2018年3月30日 11時