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いろいろ ページ15

「おっ。早いね、おはよ!」


明るく笑った真里奈は、いつも通りに笑った。
昨日私を殺そうとしたとは思えない。

『うん、ちょっとね。真里奈こそ今日は時間より早くきたんだね』

「えへへ、実は徹夜なんだよねー。昨日はちょっと……“色々”あったでしょ?」


何故、私に聞いたのか。
私が昨日、撃たれそうになったこと、それから免れたこと、まるで知ってる口ぶりだ。

__路地裏付近まで、あと40メートル。


『……そう、なの?何が……あったの』

笑顔すら、保つのに一苦労だ。
ああ、痛い。
頭が、胸が、心が。

__路地裏まで、あと10メートル。


嫌だ、違う。真里奈は、違う。


「もー!とぼけなくていいよ!……今私に、銃口を向けてるんでしょ」

『……ッ!!』


直ぐ横を、銃弾が通り過ぎた。
背後から、蜜葉くんが撃ったのだ。

だがその銃も、彼女の前に盾になった男によって防がれる。
男は腕に血を流したが、痛そうな動きもしない。


違う。違うと言って。
真里奈じゃないって、そう言って。


「避けろ!!双葉!」

携帯から、叫ぶような惠さんの言葉が聞こえた。
まただ。
また、銃口を向けられる。


グッと腕を引かれ、引き寄せられた。
すぐそばには蜜葉くん。
その間にも、銃声が響く。

透さんや真夏さんが銃を撃っていた。

『蜜葉くん、私…』
「いいから、前見ろ」


促した先には、銃弾から男たちに庇われたままの、笑顔の真里奈がいた。


「まさか、貴方を助ける人がいるなんて思わなかった」


そう言って銃を構える真里奈。
私に向けて、一寸の狂いもなく。


「ねぇ……A。教えてよ。大事な友達に両親を殺された気分。全く知らない人に助けられなきゃ生きてけない気分。私が何を思ってるか、アンタにわかる?」


狂気だった。
笑いながらも、その目には、怒りや悲しみの感情が滲み出ていて。

『やめて…』

「バカだから分からないだろうけど。教えてあげるよ」

『やめて、』


「……ザマァみろ、だよ」


『お願いだから、違うって言って!』


真里奈は犯罪者なんかじゃないって、そう言ってよ。


「……A」


聞こえてきたのは、私の隣にいる、“彼”の声だった。

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リナ@オリジナル小説垢(プロフ) - イゼッタさん» コメントありがとうございます!pixiv、やってるんですけど完全に見る専なので…w別垢を作ったらやってみようかなぁと思います!ご提案ありがとうございます! (2018年7月14日 18時) (レス) id: 3385c13a93 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - この作品、とても良いのでpixivであげてみては? (2018年7月9日 13時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リナ@オリジナル小説垢さん» いえ!こちらこそ受け取って頂けて嬉しいです! 相棒を続ける内に結弦君のSがうつっていったらこんな感じかなぁなんて思いながら描きました(*´∇`*) 作品に貼っていただけるとは……感謝です! それでは(^-^)/ (2018年6月30日 16時) (レス) id: 4785678acf (このIDを非表示/違反報告)
リナ@オリジナル小説垢(プロフ) - 柳さん» わー!本当にありがとうございます!!カッコいい…!そう言っていただけるととても励みになります…!画像、作品内で貼らせていただきますね! (2018年6月30日 11時) (レス) id: 3385c13a93 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/f/7/b/f7b5dc0fea6a4df1dd9bff02e3179e80.jpg これで見られますかね? 画像が、見られない場合は言って頂けると幸いです。 少しでもリナさんの応援になればと思います。 それではまた、読みに来ますね! (2018年6月29日 11時) (レス) id: 4785678acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リナ@オリジナル小説垢 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2018年3月30日 11時

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