猫マネとコムドット

俺ってやっぱり ページ38

やまとSide





「ふん、バーカ！」



ゆうたとの通話を終えると、Aが心配そうな顔で俺を見る。



A「ねぇやまと、まだゆうた私のこと探してくれてるの？」



「探してるよー、けどまさかもう戻ってるとは思わねえだろうなあ」




泣きながら飛び出して行ったAは、


ゆうたが家を出てから十分もせずに戻ってきた。




ひゅうが「ちゃんと帰ってきたのまじ偉い。」



A「誰も来ないとこで思いっ切り泣いて、気持ち落ち着かせてきた」



「良い子〜、本当にもう平気？」



A「うん、もう大丈夫だよ！」





申し訳なさそうに笑うA


可哀想に、目が少し腫れてる。




俺のAを泣かした罰、まだゆうたには教えない。




あと一時間くらいは探してもらわねーと。


いや、二時間。


うーん、やっぱそれでも足りねーなぁ…




ひゅうが「もしもしゆうたー、Aやまとん家戻って来たから」



「はっ！？おい！？」



A「ゆうた、戻ってくる？」



ひゅうが「うん！もう大丈夫か？ちゃんと話せる？」



A「話せるっ！ありがとうひゅうが」



「何お前ゆうたにもう教えたの！？」



ひゅうが「当たり前だろ」



あと三時間は黙っとくつもりだったのに…。





「もうA俺に乗り換えようよー！その方がいいって絶対ー！！」



ひゅうが「見てらんねーわお前のその駄々w」



「絶対絶対俺なら泣かせたりしないのにー！！」



A「私が勝手に泣いただけで、ゆうたに泣かされたんじゃないもん〜」




…はぁ、そういう所が好き。




なんでゆうたの彼女なのかなぁ、

なんで俺じゃないのかなぁ、

俺の方がイケメンで優しくて背も高いのになー。





…まぁ、いつか俺の良さがわかる日がくるさ！


いつか……
来世でも………。





「ゆうたとこれからも頑張れよ！」



A「うんっ！」






やっぱ俺って、超いいやつ。






「さすが日本一イケメンなYouTuber…」



ひゅうが「何言ってんのお前」

事実→←俺のせい

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