猫マネとコムドット

企画崩壊？ ページ20

ゆうたSide



ひゅうがとAの通話をスピーカーで聞いていると

か細い声で、泣きながら話すA。



「…限界、ごめん俺帰るわ」



ひゅうが「ちょ、え、待って待って」



やまと「おーい！？ゆうたー！？」



急いで車に乗り、家へ向かう



ごめんなA、泣かせてごめん。



…でも俺、今すげー嬉しい。



そんなに思ってくれてたんだなって、



寂しい、会いたいって思ってくれたんだ。





*

*



ようやく家に着き、鍵を開ける

急いで部屋のドアを開けると、
ぽろぽろ涙を流すAがいた。




「Aごめん！」



A「…ゆうたぁ、おかえり」



俺に抱きついてきたAは、涙を拭うと
まっすぐ俺を見た。



A「ちゃんとお留守番してました」



「うん、偉い。いい子」



頭を撫でて、Aをぎゅっと抱きしめた。



「寂しかった？」



A「うん、寂しかったよ。」



「会いたかった？」



A「めちゃくちゃ会いたかった。」



「あのさぁA、このタイミングでごめんだけど」



A「うん？」



「俺Aのことすげー好きだわ。」



A「私もゆうたが好き、って気付いた、今。」



「…まじ？」



A「まじ。」




目を見合わせて、お互い照れながら笑った。




「キス、させてもらっていいすか」



A「どーぞ」




ほっぺを赤くして目を閉じるA。



可愛くて、どうしようもなくて



隠しカメラを止めることさえ忘れて、



部屋の電気を消した。

我慢は今日まで※ピンクあり→←本音

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