猫マネとコムドット

リーダーに任せろ ページ13

やまとSide





ツイッターもインスタも、Aとゆうたの話で
持ち切りだった。


同棲を始めてからというもの、二人の投稿はほとんど同じような内容ばかり。


やっぱ許すんじゃなかったな…

てかそもそも許した覚えもないが。




A「これ消そっか？」



「いや…」



A「どうするの？」



「動画にしよう、これは伸びる」





コムドット人気一位のゆうたと、
フォロワー数が俺と同じくらいいるマネージャーのA。


たまにAも動画に出すこともあり、リスナーさんの認知もある。




……えーっと




……うん。




「よし！これで行こう！」





*

*



メンバーに今日の企画変更を伝え、撮影開始。





ゆうた「今日は何ぃ〜！」


「今日はお前とA〜！！」


ゆうた「え？」


ひゅうが「何だそれ」



「この二人のカップル説、同棲疑惑についてなんですけどもっ！」



ゆうま「ついに？言っちゃうんでスカ？」



「まず最初に、二人は付き合っていません！

そもそもAはこの僕の！彼女！なのでね！」



ひゅうが「ちげぇだろうがwww」



「もう一つ同棲疑惑。これは…事実です。」



ゆうた「はい」



あむぎり「え！待って待って！それ言っていいの？」



若干あたふたし始めるメンバー


いいんだよ、俺に任せなさい




「Aこっち来て！」



A「え！」




カメラ外のAを隣に呼んだ。



「見たことある方もいると思うんですけど、可愛いでしょ〜うちのAちゃん。」



A「恥ずかしいぃ…」



カメラ慣れしていないせいか、じわっとほっぺを赤くするA。

思わず撮影を止めてすりすりしたくなる。我慢



「まずAが一人暮らしをしたいと言い出して。
本っ当にこの子は危機管理能力もなく、一生帰ってこない野良猫気質みたいな所があるんですよ。」



ひゅうが「あるある、それはみんな思ってる」



「こんな子を一人で住まわせる訳にもいかないと！
そこで！僕の家に住むように説得するも、なぜかゆうたの家に行ってしまったんですねー。」



ゆうた「そりゃ俺の家の方が安心だろ色々と」


ひゅうが「色々とね」



「だからその色々って何？！」




これまでの経緯やAとゆうたの関係を説明し、撮影を終わった。

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