再確認 ページ19
(田中視点)
田中 『なぁこーち…あの幼馴染ちゃんと連絡取るようになったぁ？？』
高地 『え、何急にどした？！あー、Aの連絡先を母親伝いで交換した時に話しただけだけど』
忙しくなったのは本当。でも、俺もそういえばって思い出すまで、何もないことに驚いてるんだけど。
だってさ、まだまだ一部にしか知られてないんだけどさ、あの幼馴染ちゃんにとっては、最近まで知らなかったとはいえ、幼馴染まで芸能人でってことなんだから、もう少し反応あると思ったんだけどなぁ
田中 『…まぁあの子から頻繁に連絡したりしないとは思ってたけど、にしてもさぁ…』
高地 『どういう意味？？』
田中 『そのままの意味。まんまだよ。つながり目当てとか、本っっっ当に何もないんだなってビックリしてんのよこっちは…』
高地 『言ったじゃん、Aはそういうのとは違うと思うって』
幼馴染の高地が言うんだから、そういう子なんだろう、と納得しつつも、なんか、思ってたよりもトゲトゲした態度で話す高地にも違和感。なんだ？
田中 『でもさー、数年ぶりの再会！初恋のト・キ・メ・キみたいの、アリそうじゃん？』
高地 『……だとしたら、俺じゃなくて兄貴な』
田中 『え、あ、そっち？？』
高地 『そう、そっち』
田中 『ほぉん…なるほど…』
高地も、何気に、わっかりやすい男だったんだなと思いつつ、オイオイ、幼馴染ちゃん罪深い人間だな、と二重でビックリ。
高地の兄さんがどんだけ男前なのかは知らないけれど、芸能人になったって言うのに、未だに身近にいそうでいない、小顔で足は長いし、情に厚くて優しくて、そのくせ失敗をどうにか誤魔化そうとしちゃう愛嬌もある高地に惹かれないなんてことあるんだな…あれ、褒めすぎたかもしれないから、言わないでおこう。
頭の中でひたすら言葉を並べていたのが、高地には
気に食わない表情に見えてしまったらしい。
高地 『オイ、なんだその、あーあーそっちね、残念高地みたいな目は』
…ちょっとキレられてんだけど、ウケる。
田中 『なぁんだよ、だってそうじゃん、やっぱ兄弟いるとね〜そういうの、あるあるなんだなってかみしめてて』
高地 『……お前も…』
田中 『まぁ、俺は爆モテじゅったんだったから、気付いたら注目の的を掻っ攫ってしまってたけど』
高地 『流石過ぎ…』
さーて、幼馴染ちゃんの心境も知らなきゃ動くに動けないし、そろそろ接触してみますかね。
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りん(プロフ) - しゅわ。さん» 無知な私に教えてくださっていたんですね、失礼しました。改めまして、ご指摘ありがとうございます。 (2022年4月24日 8時) (
レス) id: 28e5d8ff7a (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年2月18日 22時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2022年2月18日 0時
