135 ページ34
何だかんだ目がさめると朝日が出ていた
医務室では私とサンジ、ビビさんが寝ていた
そこからみんなを集め、揃ったところで話を切り出した
ナミの容体を言っておきたかったのだ
「端的に言えば毒虫に刺されたの、彼女」
「毒虫！？それってやばいやつじゃねぇか！！」
一言しか言っていないのに騒ぎ出すウソップ
「え！？ナミ死ぬのか！！？」
それに触発されたルフィが大声を出して立ち上がる
一気に医務室は騒がしくなった
なんか…若いって感じがするなぁ
「話を聞け、小僧ども！！」
話が進まないのでぶった切るけどね
ちょっと覇気が入ったのはご愛嬌で
てか、ナミさん起きちまった
「…ん、あなた…なんで……」
「目が覚めたのね。はい、お湯」
困惑顔の彼女を起こしぬるい白湯を渡す
いいか、冷水よりも白湯の方が水分吸収には役立つんだぞ？
喉が乾いていたのかコクコクと白湯を飲む
うん、かわいい
「じゃ、本人も起きたことだし軽ーく説明すると
この子は今毒虫の毒に侵されてる
で、この船には医者もいなければ器具もない。治療はできないよ」
「っそんな！」
ビビの顔が歪む
美人はどんな顔しても美人ですね！知ってた
「手立てがないわけじゃない。運がいいことにこの船の行き先は医療国家ドラムだ
航海士がいないのは少し不安だけどきっと君たちならいけると信じてるよ」
そう言って立ち上がりパタパタと裾を払う
さっき話していて思い出したんだが、もうこの時点でティーチはドラムにいるんだろう
なら、ナミの宿ついでにアイツを消そうじゃないか
「そろそろお暇することにするよ」
「どこに行くんだ？」
「先に島に行って彼女の部屋でもとるよ
島にいる医者にも行っておく」
首かしげるルフィににっこりと笑って鼻を効かせると遠くから武装した船が近づいてくるのがわかる
確か…ワポルが乗っているんだっけ？
どちらにしろこの船と出会うのは後4時間先だろう
「船もなしに島に行くのか？」
「あはは、なんのための翼だと思ってるんだ？最初であった時も飛んでたでしょ
それに船よりも飛んだほうが早い。少しの間船に乗せてもらった恩もあるし手助けくらいはするよ」
「そうなの？私てっきり次の島まで乗っているのかと」
「そのつもりだったんだけど、追ってるやつの匂いがしてね
急遽出向かなくちゃいけなくなってさ。患者を放り出してすまない」
そっとナミを撫でてからクスリと笑えばビビは困惑顔で首を傾げた
####
文字数ェ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 803人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
味噌 - どうなるんでしょうか!?気になりますね！！ (2019年9月15日 22時) (
レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - これからも頑張ってください〜 (2019年9月11日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - ｱｱｱｱｱ来るなとは、サッチの悲劇のことです。勘違いされていたらすみません････ (2019年9月8日 17時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - はい！ぜひ！ ｱｱｱｱｱ来るな････ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 味噌さん» 長らくお待たせいたしました！あ、作品作ったんですね！暇がある時に見に行かせていただきます (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くるクラ | 作成日時：2019年8月4日 14時
