132 ページ31
空中に座って頬杖を突く私
目の前にルフィとその一味
戰斧は一番端の方に寄せたし、懐に隠してたお金も全部床に置いた
ログポースもしかり、海楼石の手錠は海に投げ捨てた
だって重いし怖いし
取り調べを行ってくれるのはウソップらしい
デスクと照明が設置されていた
なにこの凝ってるセット
「あ〜、まず名前は？」
「望月Aです」
「Aだな…得意なことは？」
「…殲滅？」
「ルフィ〜こいつはダメなやつだぁ！」
「はははっ冗談冗談！
まああながち殲滅も間違いじゃないけど情報集めと医療をちょこっと齧ってる
最初に言った通り人探し中のしがない一海賊船船員だよ」
チラリとビビを見ればビクリと肩を揺らす
…これは、もしかしなくても怖がられてるね
「…なんでうちの船に来た
あんたは一人でもその人探しってのはできるんじゃねぇか」
ゾロの威嚇するような低い声にクスリと笑った
なんか懐かない猫、まじかわいい
「Aちゃん♡どうぞ、紅茶です」
「あ、どうも
で、なんでこの船かだっけ？」
「あぁ」
サンジに礼をいい紅茶に口をつけてからゾロに向き直る
サッチの紅茶の味を思い出すわぁ
「私のところにエースっていう子がいるんだけどね
彼がめちゃくちゃ自慢してくる弟のルフィって奴の顔を見に来た」
「っ！お前、エース知ってんのか？！」
今までブッスリとしていた彼が表情を輝かせる
ブラコ…げふんげふん
仲がいいようでホッとした
懐からカメラを取り出してパシャる
かわいい、最高にかわいい、かわいい。
「…これは自慢しますわぁ」
「いや和むな」
「…カメラどこから出したのかしら」
「つまり、ただの好奇心なのか？
なんで攻撃してきた」
「いや、先にて出したのそっちでしょ？
私はビビちゃんの口を塞いだだけもの」
出された茶うけにパクつきつつ紅茶を飲む
ゾロにサンジが突っかかり喧嘩を始め、ウソップはルフィのことを揺さぶってわちゃわちゃしてる
なんだか緊張感のないその光景にため息をつき見回すと
熱に浮かされつつも懸命に立っているナミに目が止まった
宙の上で立ち上がりナミの方へ進む
「ナミさん？」
ビビが丁度異変に気付いたようだ
グラリとナミの体が傾く
倒れそうになった彼女の体を支えれば予想以上の高熱だ
「これは…予想以上だな
えーっとナミさん？でいいのかな。意識は…無いね、とりま冷やすか
ビビさん、医務室連れてってくれる？」
「え、ええ」
抱き上げ運ぶ
あ、船内入っちゃった
＊＊＊
更新ノロノロ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 803人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
味噌 - どうなるんでしょうか!?気になりますね！！ (2019年9月15日 22時) (
レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - これからも頑張ってください〜 (2019年9月11日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - ｱｱｱｱｱ来るなとは、サッチの悲劇のことです。勘違いされていたらすみません････ (2019年9月8日 17時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - はい！ぜひ！ ｱｱｱｱｱ来るな････ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 味噌さん» 長らくお待たせいたしました！あ、作品作ったんですね！暇がある時に見に行かせていただきます (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くるクラ | 作成日時：2019年8月4日 14時
