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ログポースを見ながら真っ青な世界を辿る
ティーチが乗っている小船があるかもしれないから眼下に見える海に目を凝らしつつも飛んでいく
ティーチが船から逃げ出して一晩しか違わないのに全然影も形もない
あるのは背中に背負っている戰斧を象った影と8枚の翼の影が海面に映るのみだ

思考がグルグルと回り焦りも出てくる
それをあざ笑うかのように冷たい風が頰を突き刺すように当たっては通り過ぎていく

これはいわゆる賭けだった
エースよりも早くティーチと遭遇すれば少なくとも運命くらいは捻じ曲げられる

気持ちが逸り飛行が荒くなる






数日間休みもなく飛び続けた
途中でラジオがわりに耳を立て、噂を拾っていく
まだ満月も高いのに引っ切り無しに情報が流れてくる

「遂に闇は人になった」

「白ひげ海賊団の猫の王はこのグランドラインを逆走してるってよ」

「あの村の子、随分と元気がないわ」

「王の後を追って火の子が飛び出したらしい」

「サボテンの島でイーストブルーの剣士が百人を切り捨てた」

「ねえ、あの人。また別人に乗っ取られているわよ?」

「ドラゴンが動き出したよ」

いくつもの情報
幾千の声が通り過ぎるもティーチの噂は少ない
人目を忍んでいるとはいえ猫の噂にすら登らないなんて…
世界はまだ全力でティーチを守る気らしい

ふと鼻先を陸の匂いが掠めた
視力を強化して見ればログの指している島が見えた

家畜と畑の匂い
特にこれといって特徴のない、どちらかといえば牧歌的な村が一つあるだけの小さな島だ

私は翼を二枚にして徐々に減速した

平和を壊すほど野暮ではないのだ

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味噌 - どうなるんでしょうか!?気になりますね!! (2019年9月15日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - これからも頑張ってください〜 (2019年9月11日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - アアアアア来るなとは、サッチの悲劇のことです。勘違いされていたらすみません・・・・ (2019年9月8日 17時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - はい!ぜひ!    アアアアア来るな・・・・ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 味噌さん» 長らくお待たせいたしました!あ、作品作ったんですね!暇がある時に見に行かせていただきます (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年8月4日 14時

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