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【コラボ編】2 ページ14

時々漏れるピカチュウからの不満を聞き流しつつモフモフを堪能し終える
そろそろこの島を出ないと船に着けなくなってしまう

「ありがとね、いいもふりだった
「あ、いえいえ
お気になさらず」

にこりと笑う少女の頭を撫でる
いや、なんかシアンを連想する妹属性があったのだ

「え、えっと」
「この島に革命軍がいる
多分碌なことにならないから早く出た方がいいよ」
「え?」

「おい!いたぞ!!双翼の戦姫だ!!」

野太い男の声が少女の声を遮った
流し目を向ければ海兵だ
やれやれ、ついてない

「え?双翼の戦姫?え、めっちゃ中二病患ってない?」
「言わないでくれ、めっちゃ気にしてるんだから」

苦笑して少女から手を離す
指笛を吹けば路地裏に潜んでいた猫達がのそりと顔を出した
ピカチュウがばちばちと頰に電流を流す

「黒猫についていけば街に出る
早く行きな、そろそろ海兵が着く頃だから」

バサリと翼を出して両手足猫化する
猫耳が立って周りの音がよく聞こえた

少女はいきなり私の姿が変わって驚いたのか仕切りに声を上げている

「じゃあね、少しの間だったけどとても楽しかった
また、会えたらいいね」

バサリと青い空に飛び上がり空を駆ける
一瞬だけ地上を見れば少女は困惑顔で大勢の猫達の背中に載せられて運ばれていた
さながら猫の恩返しの場面だ

海兵達はいなくなった私を探して右往左往している

「…いい子だったなぁ」

クスリと笑いながら白ひげ船を目指す





…マルコに説教されなければいいけど

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味噌 - どうなるんでしょうか!?気になりますね!! (2019年9月15日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - これからも頑張ってください〜 (2019年9月11日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - アアアアア来るなとは、サッチの悲劇のことです。勘違いされていたらすみません・・・・ (2019年9月8日 17時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - はい!ぜひ!    アアアアア来るな・・・・ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 味噌さん» 長らくお待たせいたしました!あ、作品作ったんですね!暇がある時に見に行かせていただきます (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年8月4日 14時

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