【コラボ編】1 ページ13
島に入って早々に騒ぎごとに巻き込まれたようだった
まさに私ほどの一級フラグ建築士はいないだろう
「オイゴラ！！待ておんなぁ！！」
「いーやーでーす！！誰が待つか！！」
細い路地裏で一直線のこの道
あいにく横になんて避けられないが上にはかろうじて行けそうだ
前方から走ってくる目的の旅人らしき少女
制服を着ているあたりトリップか転生か…どちらにしろ日本人である
その後ろからゴロツキの海賊達がわらわらと走って追いかけてくる
一歩間違えればストーカーだ…まあ、海賊って時点ですでに犯罪者だけど…。
「え！ちょっ！！そこの！お姉さん！？ちょっと避けてぇ！！」
私に気づいた少女はぎょっと目を見開いて驚いた
なかなかに面白そうな少女である
私はそれににっこりと笑って返した
少女に見えていたかは謎であるが、まあいいだろう。
片腕を猫化して戰斧を取り出し、投擲の要領で少女の後ろの集団目掛けて放った
戰斧は強風を纏いながら少女の頭上すれすれを通り、集団の目の前の地面に刺さった
ボンっ！と風と地面が衝突する音がして砂ぼこりと爆風が起こる
背中を押されるようにして吹き飛ばされた少女を片手で受け止め
呆然とする彼女の服の埃を払った
「ちょっと大丈夫？怪我はしてない？」
「え、あ、はい！大丈夫ですおすし！」
「ははっそう、それは良かった」
少し遠くにある戰斧を引き寄せホルスターにしまう
目の前の少女を見れば、やはり日本人だった
顔も日本よりだし、何より私の家の近くで見たような制服姿だった
「えっと、ありがとうございました！
どうやって逃げ切ろうか迷ってて…」
「あーね、ああいうのは絡まれたら即金的するといいよ。
隙をついて殲滅又は入り組んだ路地裏をのらりくらりしとけば撒けるし」
「お、おおっふ、なんか凄いこと聞いた」
「ピッカピカ！！(お前！主人に変なこと教えてんじゃねぇ！！)」
そんな声と一緒にリュックから顔を出したそれに目を見張った
ピカチュウだ、どう見ても…あの国民的アニメの某電気ネズミ
実物めっちゃ可愛い、口の悪さはご愛嬌♡でも許せる可愛さだ
「…それは？」
「あぁ、こいつは相棒のピカチュウですよ」
おぉ！アニメでも見たピカチュウの紹介
まんまサトシ
「へえ、中々に辛口な相棒だね
可愛い、触っても？」
「あ、どうぞどうぞ」
「ピッカ！？(嘘でしょ！？)」
主人の手前では暴れることもできないのか大人しく撫でなれるピカチュウ
不満顔が隠せていない
【コラボ編】2→←【コラボ編】ー暇を持て余した少女の逃避行ー
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味噌 - どうなるんでしょうか!?気になりますね！！ (2019年9月15日 22時) (
レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - これからも頑張ってください〜 (2019年9月11日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - ｱｱｱｱｱ来るなとは、サッチの悲劇のことです。勘違いされていたらすみません････ (2019年9月8日 17時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - はい！ぜひ！ ｱｱｱｱｱ来るな････ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 味噌さん» 長らくお待たせいたしました！あ、作品作ったんですね！暇がある時に見に行かせていただきます (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるクラ | 作成日時：2019年8月4日 14時
