【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ40)

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第37話ページ40

緑谷side
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霧氷さんは氷龍から降りて、宙に浮いた。

『太陽はここに。』

霧氷さんが手を天にかかげると、魔法陣が浮かび上がり、そこから火の玉が降りてきて、霧氷さんはそれを掴み、右側にそれを浮かばせた。

『古き獣に、死を。悪しき者、ことごとく無に帰れ。』

火の玉は槍の形に変貌していった。

『無辺の光を以って、汝を地に堕とす。』

霧氷さんは手を銃のように構えた。

『地に堕ちる時だ。

“ジャベリン・ソル”』

一瞬だった。

霧氷さんが放った一撃は、ティアマトと黒泥を一気に焼いた。

ティアマトの固有結界が壊れ、元いた廃倉庫に戻ってきた。

僕達は氷龍から降りた。

緑谷「戻ってきた…」

麗日「怖かったよー」

麗日さん達は膝から崩れ落ち、泣き始めた。

爆豪「ティアマトは？」

『あんなの焼き殺した。』

爆豪「そうかよ。

で、お前の正体はなんだ。死神が首領の命令を直接受けることは出来ない。」

『両儀。首領直轄の神格者の1人。』

神格者！？

『こんのすけ！』

霧氷さんがそう呼ぶと、突然狐が現れた。

『次の命令は？』

こん「雄英生を本丸で保護だそうです。これは雄英側の要請です。」

『分かった。』

霧氷さんは廃倉庫の入口に手を当てた。

『我が本丸に繋げ。』

廃倉庫の入口は大きい木の扉に変化した。

なにかの力で木の扉は開く。

『私の本丸だ。さっさと入れ。』

みんなが恐る恐る本丸に入ると、日本家屋や馬小屋などがあった。

『ここは私が招かぬ限り、誰も入ってこない。』

八百万「なにか手伝うことはありますか？」

『ない。勝手に行動しろ。』

霧氷さんは奥の建物に行ってしまった。

「みどりがみのおにいさん！」

声のするほうを見ると一本下駄で立っている男の子？がいた。

緑谷「僕に何か用？」

「ぼくのなまえはいまのつるぎ、あっちで遊びましょう！」

緑谷「ちょっと！」

僕は今剣っていう子に引っ張られていった。

この子の声なんか、聞き覚えある気がするんだけど……

周りを見ると、他のみんなも刀剣男士に誘われていた。

ただ、轟くんだけは何かを憎む目で奥の建物に入っていった。

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補足。

Aの本当の個性は、“氷炎”と“刀剣乱舞”。

炎の方は、8歳の時に発現した。

このことを首領と長官は知っていたが、情報が漏れないように、黙っていた。

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