【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ39)

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第36話ページ39

緑谷side
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緑谷「ここは…」

飯田「なんだあれは……」

切島「角の生えた龍？」

黒泥の上に立っていた鏡さんは大角持つ女性の外見をした巨体を持つ魔物に変貌していた。

『あれは、ティアマト。地の神。

あの黒泥に触れんなよ。触れた瞬間にあっち側行きだ。』

「「嘘だろ！！」」

轟くん以外は驚きの声をあげた。

轟くんは未だに金切り声をあげて、発狂しているけど。

爆豪「おい、死神。勝てんだろ。」

みんなの恐怖の心を破ったのは、かっちゃんだった。

飯田「爆豪くん！」

爆豪「そうじゃなきゃ、死神、お前はここに来ないだろ。

あいつがティアマトであることも知ってた。首領はそれを踏まえて、お前にこの命令を下したんだろ。」

かっちゃんの言う通りだ。

『ティアマトの核たるものはあの黒泥だ。

あの黒泥がある限り、ティアマトは回復し、ティアマトは子を作り続ける。

あと、ここは固有結界によって作られた場所だが、ここで死ねば、現実で死ぬ。』

麗日「そんな。」

爆豪「ティアマトを倒す方法は？」

『ティアマトは地の神だ。氷は効かねぇし、この刀の炎じゃあ限界がある。

だから、ティアマトは倒せない。』

ティアマトは倒せない。

僕達はここで＿＿

『まぁ、君たちが自分の身は自分で守れるなら、話は別だ。』

爆豪「舐めてんのか！死神！」

『その言い方だと、出来るんだな。』

爆豪「ヒーローになるのに自分の身を守れなくてどうするんだよ！」

飯田「爆豪くんの言う通りだ！自分の身は自分で守ろう！」

「「はい！」」

僕も頑張らないと…

焦凍「A…」

爆豪「いつまでもへこたれてんじゃね！半分野郎！」

バシッ

緑谷「かっちゃん！？」

かっちゃんが轟くんの頬を叩いた。

それで我に戻ったのか、轟くんの目には光が戻った。

爆豪「妹失って、へこたれんのは分かっけど、今ここでやることは自分の命を守ることだろ！

いつまでも泣いてんな！」

焦凍「そうだな。爆豪の言う通りだ。」

『問題は解決したか？』

爆豪「あぁ。」

問題って、霧氷さんが引き起こしたものなんだけど……

『ティアマトを殺す。』

霧氷さんは不敵な笑みを浮かべていた。

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