【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ25)

今日:15 hit、昨日:68 hit、合計:204,070 hit

第22話ページ25

焦凍side

焦凍「ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが....それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい。

自分ではオールマイトを超えられねぇ親父は次の策に出た。」

緑谷「何の話だよ。轟くん....僕に.....何を言いたいんだ......」

焦凍「個性婚知ってるよな。

“超常“が起きてから第二～第三世代間で問題になったやつ....

自身の“個性“をより強化して継がせる為だけに配偶者を選び.....結婚を強いる。

倫理観の欠落した前時代的発想。

実績と金だけはある男だ....親父は母の親族を丸め込み。

母の“個性“を手に入れた。

俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった。

うっとうしい......！そんな屑の道具にはならねぇ。」

俺は左側の火傷を無意識に触った。

焦凍「記憶の中の母はいつも泣いている。「おまえの左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた。

母だけじゃねぇ、俺には双子の妹がいた。」

緑谷「いたって....」

焦凍「轟A。それが俺の双子の妹の名前だ。

Aは、母の個性“氷結“が強化された個性“氷“を持って生まれた。個性が強くても、親父にとってはAも失敗作だった。

毎回、訓練という名で行われた親父から俺への暴力からAは何回も庇った。

が、Aは6歳になって小学校に入学する前に失踪した。」

緑谷「それって.....」

焦凍「ざっと話したが俺がおまえにつっかかんのは見返すためだ。

クソ親父の“個性“なんざなくたって.....いや.....

使わず“1番になる“ことでやつを完全否定する。」

俺は外に向かって歩き出した。

焦凍「言えねえなら別にいい。おまえがオールマイトの何であろうと、俺は右だけでおまえの上に行く。

時間取らせたな。」

緑谷「僕は.....ずうっと助けられてきた。さっきだってそうだ....僕は誰かに助けられてここにいる。

オールマイト....彼のようになりたい....その為には1番になるくらい強くなきゃいけない。

君に比べたらささいな動機かもしれない.....

でも、僕だって負けらんない。

僕を救けてくれた人達に応えるためにも...

さっき受けた宣戦布告改めて僕からも...

僕も君に勝つ！」