味 ページ37
『気分悪い·····』
私はお腹を抱えて横になっていた
「大丈夫?」
蒼は平気そうだ
そもそも昨日のシオンの料理を食べている時も
「味が薄い」
とか言っていた
味覚音痴になったのか·····
それよりも
ねぇ､ジャンヌ
《はい》
この気分の悪さどうにかなんない?
《ユニークスキル「生命の守護者」の使用を推奨します》
あ､そっか
『ユニークスキル「生命の守護者」』
ふわふわと光が私を包む
うーむ大分マシになったな
多分出歩くことも出来るだろう
『よし!!蒼!街を見て回ろっか!!』
そう言うと蒼は眼を輝かせた
「うん!!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「うわぁぁ〜!この服可愛い〜!」
蒼がシュナが作った服の1つを手に取り歓声を上げる
「この服の生地に使われている絹織物にはヘルモスの繭が使われているんですよ」
シュナが蒼に説明する
「へぇ〜!·····え､虫?」
蒼はサッと服を元の位置に戻した
『ごめんね､シュナちゃん
騒がしくて·····』
私は苦笑いしながら謝る
シュナはフフと笑った
「呼び捨てで構いませんよ?」
『そ､そう?』
私達が楽しそうに話していると蒼がムゥと頬を膨らました
「マヤ!お昼ご飯食べに行こ!!」
そう言い､蒼は引きずり気味に私を連れ出した
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『美味しい〜!』
私は食堂でパフェを食べていた
蒼はモソモソとシュークリームを食べている
『? どうしたの?食欲無いね』
「·····味しない」
ふーん·····
『ね!パフェとシュークリーム取り替えっこしよ!』
「ほんと?!」
私達はシュークリームとパフェを交換した
シュークリームを1つ頬張る
『·····?普通に美味しいよ?』
蒼はパフェを口に運ぶ
そして顔が曇った
「·····また味しない」
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スラ - 蒼に対して偽名を使ったのは何故ですか？本名を名乗らない理由がよくわからないんですが (2020年9月13日 2時) (
レス) id: 54bfaaff74 (このIDを非表示/違反報告)
黎夜 - お兄様と名前が同じでビクッたww (2020年1月25日 18時) (レス) id: a6c25ee586 (このIDを非表示/違反報告)
セイ - セイです!!なるほど いきなり変えるのはよくないと思うのでゆっくり告知してから変えようかと思います!!コメントありがとうございます！ (2019年5月23日 23時) (レス) id: 5f3411afe8 (このIDを非表示/違反報告)
ロビン - これタイトル魔物ってなってるけど魔人じゃね (2019年5月22日 15時) (レス) id: 955356ab25 (このIDを非表示/違反報告)
ロビン - この展開は読めなかった…ww (2019年5月14日 17時) (レス) id: 955356ab25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セイ | 作成日時：2019年4月26日 19時
