004話 ページ5
茅野「なんでこんなことを……いったい何が目的なんですか」
さくらが鞄とケータイを預けながらした質問。
「気になるよなぁ」なんて言いながら、先生は私の前に来た。
柊「A、足を開いて座るな。はい、ケータイ」
『あ、ごめんなさい。って私も回収されるのね』
柊「巻き込まれただけとはいえ、勝手なことをされては困るからな」
『はいはい』
私がケータイを袋に投げ入れると、先生は教卓に戻る。
ちなみに鞄は教室の中なので持ってきてない。
柊「君たちが人質になったのには理由がある。」
先生がそう言ったタイミングでチャイムが鳴った。
そして、先生が「きりーつ」と言う。
私が机から「よっ」と飛びおりて、いつも通り立った。
つもりなのだが、誰も立たないので少し恥ずかしいんだけど？
柊「なんだ、偉いのは藤枝だけか……起立だよ。はい、きーりーつ！！」
先生が腕を捲り腕時計に指を添えると一番前の瀬尾君が焦ったように立った。
それに続いて皆も個々に立ち始める。
爆弾の脅しって強すぎるなぁ……。
柊「これから、俺の授業を始める。礼」
また、私と数人しか礼をしなかったので腕時計に指を添えながら同じ言葉言うと全員が礼をした。
学習能力のない人たちだなというのが分かった。
みんなが礼をしてから着席したところで先生が話始めた。
柊「どうしてこのクラスが人質になったのか。はい、わかる人……じゃあ、宇佐美。」
宇佐美「はぁ？わかるわけないし「いや、分かるはずだ」
宇佐美さんの言葉を遮った先生は、その後に「よく考えて」と付け足した。
宇佐美「みんながぶっきーにひどく当たるから」
柊「なるほど。まぁ確かに、教師に対するリスペクトはゼロだよなぁ
でも、そんな理由でここまでスペクタクルな仕打ちはしないよ」
うちのクラスでは考えられない回答だった。
森崎ちゃんに酷く当たった日には泣かれて永遠とお説教だと思う。
考えただけで恐ろしい。
柊「ヒントは、他のクラスにはなかったことだ」
その言葉を聞いて、私はひとつだけポカリと空いた席に目をやった。
それを見たさくらは、私の目線の先を追った。
そこには、私とさくらの友達である景山澪奈の席があった。
先生は次に諏訪さんに問いかける。
諏訪「警察沙汰になったやつがいる」
甲斐「てめぇケンカ売ってんのか」
柊「甲斐が起こした傷害事件か。まぁ確かに、それも関係なくはない」
そういえば、そんなこともあったな。
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唯颯(プロフ) - LOVEさん» 私の誤字だと思います。ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月17日 16時) (
レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 29話の「教師と先生」って一緒ですよね？ (2021年2月17日 12時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ、申し訳ありませんでした。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 40f3f22d26 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまってすみませんでした私は唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまった事を物凄く深く反省をしています本当に申し訳ございませんでした(T△T) (2020年1月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人だと分かっていたけど信じられません(怒)貴女唯颯はご迷惑お掛けしましたと思っているんですか(怒)私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人でもいい迷惑でした(怒) (2020年1月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯颯 | 作成日時：2020年1月10日 14時
