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025話 ページ26

『ちょっと!またかよ、離しなさいよ!』

甲斐「今まで随分遊んでくれたな!」


甲斐君が一颯先生の顔面を何発も殴りつける。

私は目に涙を溜めながら拘束から抜け出そうと足掻いていた。

またかかと落としするしかないと考えて実行しようとしたときだった。


後ろの掃除ロッカーが爆発したのだ。

馬乗りになっている甲斐君を退かした先生は机に脚を上げ、

そこについているリモコンを見せた。


里美「なんでっ、リモコンがもう1台……」

柊「こっちが本物だ、それはただの時計だよ……あと、瀬尾。Aを離してもらおうか」


先生が瀬尾君の前に来て圧をかける。

あっけなく解放された私を先生は抱き寄せた。


柊「さぁ、形勢逆転だ。お前ら、黒板の前に並べ。はい、並べ!!……Aはこっちだ」


黒板の前に並ぶA組の皆をよそに、私は先生の隣に立っていた。


柊「壮観だな……いったよな、次何かやったらペナルティーだって。君たちの上には爆弾がある。」


先生の言葉を聞いて逃げようとする生徒たちに

先生は「動くな」と圧をかける。

そこからはいつも通り。

「やめてよ、ぶっきー」「ちょっと待って私達関係ないから」「やったの男子ですよ」

「俺も関係ない」「こいつがいけないんだよ!」

責任の擦り付け合いが続く。


柊「はいはいはい静かに……はい、お前ら聞けコラおい!!!

これは、連帯責任だ。さ、死んでもらおうか」

甲斐「どーせ、ハッタリだろ。分かってんだよ、お前は誰も殺さない、いや……殺せない。

中尾だって生きてんだろ。今の爆破だって、わざと誰もいないとこ狙ったんだろ。
お前は俺たちを殺せない」

柊「だったら試してみるか。Aも安全な場所にいるし。

お前が一歩でもそこから動いたらボタンを押す」


そう言った先生は甲斐君を煽る。

先生と仲のいい私が安全な場所にいるというのもあり、

本当に爆破されるのではないかという、恐怖の感情であふれかえっている。

そして、煽りにのろうとする甲斐君を止める声。


ハッタリだと言って動こうとする甲斐君を諏訪さんが止めた。

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設定タグ:3年A組 , 菅田将暉 , 柊一颯   
作品ジャンル:タレント
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唯颯(プロフ) - LOVEさん» 私の誤字だと思います。ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月17日 16時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 29話の「教師と先生」って一緒ですよね? (2021年2月17日 12時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ、申し訳ありませんでした。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 40f3f22d26 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまってすみませんでした私は唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまった事を物凄く深く反省をしています本当に申し訳ございませんでした(T△T) (2020年1月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人だと分かっていたけど信じられません(怒)貴女唯颯はご迷惑お掛けしましたと思っているんですか(怒)私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人でもいい迷惑でした(怒) (2020年1月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月10日 14時

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