024話 ページ25
柊「守るから」
『私も先生、守るから』
私は先生と笑い合った。
気を失う直前に名前を呼ばれたことを鮮明に覚えている。
でも、私は自分の命を投げうってまででも先生を守りたい。
たぶん、私が命を懸けることを先生は望んでいないけど。
もうすぐ夜の8時。
モニターで教室内の様子を見ていると生徒たちの話す姿が目に入る。
甲斐≪おい！誰だ、あの動画流したの≫
甲斐から向けられる疑いの目に男子たちは口々に違うと言う。
しびれを切らした甲斐は、力づくで犯人を見つけようとし始める。
『やっぱりこうなるか』
柊「Aは、俺と一緒に教室に行くからな」
『大丈夫、分かってるよ』
教室では、諏訪さんが男子だけが疑いの対象ではないと口にする。
諏訪≪あっ、そういえば香帆さ！澪奈と昔仲良かったよね≫
宇佐美≪はぁ？なにいきなり≫
諏訪≪どうして急に話さなくなったの≫
宇佐美≪あんたに関係ないでしょ≫
魚住≪どしたの香帆≫
宇佐美≪なんでもなーい≫
水越≪もし女子がやったなら……犯人は茅野じゃない？≫
茅野≪へ？≫
水越≪だって澪奈のことずっと追いかけまわしてたじゃん≫
そこからは口々に
「一番奴 隷が当てはまる」とか
否定すれば
「否定すればするほど怪しい」とか
『全く成長してないなぁ……』
柊「はい、立ち上がろうとしない。拳もしまう」
『ちぇ……そろそろ行く？』
柊「そうだな、行こうか」
私と一颯先生は準備室を出て教室の扉を開け中に入る。
柊「さぁ、そろそろ約束の時間だぞー、どうだーやり逃げXさん。名乗り出る気になったか？ん？
んー……しょうがないなぁ、誰かに裁きを受けてもらうか」
教卓近くの椅子に座っている私以外のA組の皆は恐怖を含む表情で先生を見る。
そんなにすんなり名乗り出るわけないよね……。
先生が「だーれーにーしーよーうかーな」と言っている最中に携帯が鳴る。
携帯の画面を見た瞬間先生が固まる。
窓の外を見つめながら電話する先生。
柊「なぜ警察が……文香の携帯を」
文香、さん……恐らく昨日見ていた写真の女の人だろう。
明らかに動揺して通話に夢中な先生の様子を見て顔を見合わせる男子数名を私は見逃さなかった。
窓ガラスの方に居る先生に向かっていく男子を見た瞬間動こうとする私を瀬尾君が抑えていた。
リモコンを奪い取られた先生に甲斐君が馬乗りになる。
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唯颯(プロフ) - LOVEさん» 私の誤字だと思います。ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月17日 16時) (
レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 29話の「教師と先生」って一緒ですよね？ (2021年2月17日 12時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ、申し訳ありませんでした。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 40f3f22d26 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまってすみませんでした私は唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまった事を物凄く深く反省をしています本当に申し訳ございませんでした(T△T) (2020年1月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人だと分かっていたけど信じられません(怒)貴女唯颯はご迷惑お掛けしましたと思っているんですか(怒)私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人でもいい迷惑でした(怒) (2020年1月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯颯 | 作成日時：2020年1月10日 14時
