ひみつ×ひみつ 〜Sho.Hirano〜

ひみつ33 ページ35

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「みなみちゃん、私服可愛いんだね！」




普段制服の私達は、お互いに私服を見る機会がこれくらいしかない。

みなみちゃんは期待を裏切らない可愛い系。









み「ありがと！
Aちゃんも大人っぽくてオシャレ！」




「私、黒とかしか着ないからなぁ…。」




み「私は白が多いからなぁ…。」









真逆だね、って2人で笑う。

みなみちゃん、ほんといい子！









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岸「なに、お前ら仲良くなった系？」


私達の座席に身を乗り出した岸くん。








「もともと仲悪いわけじゃないしね〜。」



み「ね〜。」









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岸「でさ、藤野……」




「なに？」




岸「あれってさ、」



岸くんが指差した先には、美愉の姿。









「ああ、美愉の完全なる私服だけど。」





岸「マジかよ…。」





黒のショートパンツに編み上げタイツ、それにチェックの赤いロングコート。









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「まあ、平野くんも似たような感じじゃん。
やっぱりお似合いだよね。」





岸「確かに……。」









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美「私のこと呼んだ？」


くるっと後ろを向いた美愉。









「美愉の私服が凄いって話！」






美「えー。」





「私は慣れちゃったけどね(笑)」




美「紫耀もすごいって思う？」









紫「んー。でも可愛いからええんちゃう？」









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美「そ、それ反則…//」






「美愉可愛い〜」






美「Aのばーか//」









紫「美愉は俺に構ってや！」





美「ちょ、紫耀っ//」



美愉を後ろから抱きしめてきた紫耀。









み「ラブラブだね、2人。」





「そうだね……。」









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“ズキッ”









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なに、なんで胸が痛いの？









あれ以来……そんなこと、なかったのに。

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