恋は焦らず 3 end ページ10
桃「センセは俺が嫌い？」
ふるふると首を横に振るセンセ。
ああ…そんなに振らんでもええのに、痛いやろ首。
桃「じゃあ…好き？」
顔を真っ赤にして、唇をかみしめてるセンセ。
早う言ってや…俺の事好きって気づいたんやろ？
緑「す…すき」
めっちゃ小さな声で答えるセンセ。
そんなんだから悪戯してみたくなるねんで。
桃「あ？聞こえんよ？」
かああ…ってますます顔を赤くする。
緑「好き！僕も小瀧くんが、好きや」
流星の腕の中から、必死に叫んでいる神山センセに手を伸ばすとそのままなだれ込むように抱きついてきた。
桃「捕まえた…もう離さへんで！」
ぎゅっとキツく抱きしめて、流星の方に向き直った。
桃「やっぱり、俺のモノやった」
青「別にええよ、ともが幸せになれるんなら…俺は…」
ちょっとだけ顔をしかめた流星が意味深な言葉を残して部屋から出ていった。
桃「さて…っと、センセ…こっち向いて」
緑「…ん」
桃「ほら」
顎を掴んでクイッと顔を持ち上げれば、見事に真っ赤に染まった顔。
緑「そ、そんなに見つめんで…」
桃「じゃ、キスしてええ？」
緑「…う…ぁ…う…ん」
なんなん？なんか中学生に悪戯してるような気分なんやけど。
センセホンマに29歳なん？
ま…ええか…。
桃「…んっ」
緑「ぅ…ふっ…」
甘くて…美味しい…センセとのキスは最高や。
緑「んんっ…ぁふ…」
けど…頭に過ぎった一抹の不安。
このセンセ…。
めっちゃキスに慣れとる…。
そりゃ29歳にもなれば、経験もあるやろ…けど、なんか違う…。
この純情そうなセンセにはもっと秘密があるんやないだろうか。
緑「…っ…ふぅ」
俺から解放されて、肩で息をしているセンセ。
視線に気付くと恥ずかしそうに肩を竦めて笑う。
俺の事以外にも、そんなセンセの顔見てる奴が居るんやね…。
でも、もしそうだとしても今は俺のもんやから…絶対、誰にも渡す気は無いし。
緑「小瀧くん？」
黙り込んでしまった俺を不思議そうな顔で覗き込んで来るセンセ。
心配せんで、俺が考えているのはいつでもセンセの事やから。
小瀧望17歳
人生初の追う恋は…
そう簡単にはいかないようです…。
桃「なぁセンセ、今日センセの家に行ってもええ？」
緑「ええけど、僕、一人暮らしやから…たいしたおもてなし出来ひんよ」
桃「一人暮らし？」
尚更好都合ってもんやね…。
ああ…夜が楽しみや…。
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rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます！ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います！ちょっと、待っててください！因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´･×･`) (2019年10月4日 20時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期？！) - はじめまして！あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです！これからも頑張ってください！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ！あ、ありがとうございます！！！ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです！どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が９ではなく１０になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年9月29日 15時
