if you wanna… 8 ページ43
『私が言った事…内緒にして下さいね、小瀧って周りが見えない奴だから誤解されてセンセに振られたら可哀想やしなって思って』
「…そ…んな、振られるの僕のほう…や…し」
『わっ！センセ泣かんで！私、小瀧に怒られてしまう』
「…ごめ」
『今日小瀧ホンマに幸せそうやった…ホンマに相手がセンセみたいな人で良かった！これからも小瀧の事よろしくお願いします！じゃ！』
「あ、ありがとう」
振り向きざまに笑顔で手を振って駆けていく…なんで僕なんかに教えてくれたんやろう。
「あれは…望の事好きやったってパターンやな…」
「えっ！？」
「今日のともと望を見て諦めがついたんやろうなぁ」
「そ、そうなのかな？」
「良かったなぁとも！クラス公認や！」
「それも相当ヤバいと思うねんけど…」
「けど望も思い切ったな…医学部か…」
「僕は…喜んでええとこ？」
「喜んで…めいっぱい応援してやろうや」
「うん！」
ホンマに人間て現金なもので…さっきまであれほど寂しいと思っていた夕暮れも再び光り輝いていた。
のんちゃんが僕の事を思って進路を決めたなんて…本当はイケナイ事なのかもしれないけど…すごく…物凄く嬉しい。
♪〜
「ああ…ホンマに終わりなんや明日もあるって分かってるのにホンマにこの曲聞くともの悲しくなるわ」
「センセーー！あと流星！」
「え？のんちゃん？」
「俺…めっちゃついでやん」
「俺、今日頑張ったから帰ってもええって！」
嬉しそうに報告するのんちゃんに耳としっぽが見えた気がした…もう、重症やな。
「ほんなら…ご飯食べに行こか？」
「ううん…今日は疲れとるからセンセのお家で食べたいな」
「ええよ、簡単な物しか出来ひんけど」
「やった！」
「俺は遠慮させてもらうわ」
「なんやの？流星！ええ心がけやん」
「煩い！今日一番働いたの俺やぞ！ほんならまたな…とも、後で奢ってや」
「あ…うんありがと！流星」
唇の端に意味深な、笑みを浮かべて流星は帰っていった。
「ほんなら行こセンセ」
そう言ってのんちゃんが前を歩く…。
やっぱり外でこの格好やと、そうそう手なんか繋げないんやな。
夕日に赤く染まった帰り道を二人並んで歩いた。
「センセ…やっぱちっこいなぁ〜」
みると2人の影がアスファルトに伸びていて…僕は確かに小さい。
「のんちゃんと比べたら誰でもちっこいやろ」
「それもそうや…けどちっこいから守りたい訳やないで」
「え？」
「俺な…センセだから守ってあげたいねん」
「……のんちゃ」
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rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます！ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います！ちょっと、待っててください！因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´･×･`) (2019年10月4日 20時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期？！) - はじめまして！あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです！これからも頑張ってください！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ！あ、ありがとうございます！！！ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです！どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が９ではなく１０になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年9月29日 15時
