#11私の名前 ページ11
また1時間くらい泣いただろうか。
中原さんが優しく抱きしめながら撫でてくれたおかげか心が少し落ち着いた。
マフィアの人とは思えないほど中原さんの腕の中は暖かく。私の頭を撫でる手は優しかった。
「あ…りがとう……ございます。」
まだ少し声が出しにくい。でも、お礼は言わなければいけないと思い。そう伝えると
中原「別に、俺が勝手にした事だ。礼を言われるほどじゃねぇよ。」
また、私の頭をクシャッと撫でてくれた。
「あの……。服…。涙で……ごめんなさい。
弁償……します。」
中原「あぁ。別にいい。気にするな。返り血で濡れるより全然いいしな。」
私の涙で濡れてしまった中原さんの服を見て
申し訳なく思い頭を下げた。
少し気まずい空気が流れる。
そこを割いて入ってきたのは姐さんだった。
尾崎「なんじゃ、もう起きておったのか。Aに着替えを持ってきた。悪いが中也部屋を出ていってもらえんか?」
中原「わかりました。俺もこの後報告書の仕事があるんで。失礼します。じゃぁな。A。」
彼は軽く微笑んだ後部屋を出ていった。
あ、私の名前。はじめて呼ばれた。
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るー(プロフ) - 銀桜さん» 以前もコメントして頂きありがとうございます!頑張りますね! (2019年8月26日 0時) (レス) id: 89aa0da9a9 (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - 土曜日更新できなくてすみません!バイトが忙しく土曜日の更新は難しいです……。その分日曜日更新できるよう頑張ります! (2019年8月25日 1時) (レス) id: 89aa0da9a9 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - え…夢主ちゃんも中也も可愛すぎる…続き楽しみです。更新頑張ってください! (2019年8月24日 0時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - 降夜さん» わぁ!毎日も見て下さりありがとうございます!とても嬉しいです!更新頑張ります! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 89aa0da9a9 (このIDを非表示/違反報告)
降夜 - 毎日見てます!面白い。更新頑張って下さい! (2019年8月20日 20時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るー | 作成日時:2019年8月19日 1時