ぽや門に恋した姫 (ページ46)

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11月14日、私の誕生日当日

今日は午前にヤンタンの事前収録
そして午後は単独での雑誌撮影のあと正門くんとの予定…

有難いことに誕生日やから日付が変わった瞬間からたくさんのおめでとうメッセージが届いた。
もちろんAぇのメンバーからも届いていた。
正門くんとリチャくん以外からは、、

リチャ「今日会うしええかなと思って送らなかったわ」

『そういうことやろうと思いました』

今回のヤンタンの収録はリチャくんと2人。
だからメールがこなくても不思議には思わなかった。

リチャ「はいこれ」

『え、リチャくんからのプレゼント！？何やろ、、うわあっ手袋や！かわいい！』

リチャ「最近寒なってるのに持ってないゆうて付けてないやろ。見ててこっちが寒くなるからあげるわ」

『ふふっ、さっそく今日から使わせてもらいますね。ありがとうございます！』

ヤンタンスタッフさんからケーキをいただいたので収録終わりにリチャくんと食べた。
そしてこのあとの事情を知っているリチャくんから「頑張れ」と言われた。

(そうやった。私今日正門くんに告白するんや…)

昨日正門くんに撮影場所をメールで伝え、
「撮影が終わる頃に迎えに行くな」と返信がきた。
撮影場所に着き、メイクを済ませて衣装に着替える。
だが、いざ今日告白すると考えると緊張しすぎて少し気持ち悪くなってきた。

(あぁ、、どうしようどうしようどうしようどうしよう！……いや、ダメダメ考えるな。仕事に私情は挟まない……)

何とか気持ちを切り替えて撮影に挑んだ。

『ありがとうございました、お疲れ様でした』

そのあとなんとか体調が回復して無事に撮影を終えた。
撮影後、雑誌のスタッフさんから誕生日のお祝いでお菓子の詰め合わせをいただいた。
誕生日までこうやって仕事をさせてもらっていることに改めて有難みを感じた瞬間だった。

スタッフさんと少し話したあとすぐに自分の楽屋へ。

(もしかしてもう近くで待ってるんかな…待たせたらあかんから早く着替えんと)

そう考えながら楽屋のドアを開けた。