ぽや門に恋した姫 (ページ43)

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しばらく経って正門くんたち3人が到着し、撮影が始まった。

(カメラの前ではいつも通りに、、)

誠也くんから指摘されたことを、仕事だということを再認識して挑んだ。

ス「これで今日の撮影は以上になります！ありがとうございました！」

Aぇ「ありがとうございました！」

無事に撮影が終了して、仲のいいスタッフさんと話し込んでいたら割と時間が経っていた。
着替えるために楽屋へと急ぐ。

(小島くんたちもう着替えたかな…ご飯食べに行くし待ってくれてるとは思うけど)

正「A」

楽屋前には既に私服に着替え終わっている正門くんがいた。

『え、正門くん？どうしたんですか…？』

正「いや……あのさ、今月の14日って仕事のあと空いてる？」

『え？たしか一人で雑誌撮影をして、、あとは何もなかったと思いますけど…』

正「じゃあその日正門との予定入れといて。現場まで迎えに行くから。他の人との予定入れたらあかんよ？」

『はい、分かりました…』

正「じゃあお疲れさま」

『お疲れさまでした』

気まづくなる暇もなく淡々と話してサッと帰ってしまった。
そして私は呆然とその場に立ち尽くす。

(今の何なん、？14日って再来週やんな？なんでそんな先の日付な、、、、)

今頃気付いた。

『私の誕生日……』