ぽや門に恋した姫 (ページ5)

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よく周りから聞かれることがある

藤「お前さぁ、正門のどこが好きなん？」

『……はい？』

家の方向が同じやからとたまに一緒に帰る丈くん
"夜は姫野一人だと危ないから"という理由もあるらしく、家まで送ってくれる優しい先輩。

藤「考えてみれば周りには男だらけやろ？その中でも正門を選んだ理由知りたいわ〜、もちろん正門がええ奴なのは分かってるけどな」

『えぇ、、好きな理由ですか？うーーん…………………………分からないです』

藤「なんやそれ(笑)」

どれだけ考えても分からん
なんで好きなのか

『そりゃあ"ギター上手くてかっこええな"とか思いますけど、"ギターできなかったら好きやないんか"って考えると違うやないですか…やからなんとも言えませんね。言葉では表しにくいです』

藤「おん、言ってることは分かるんやけど良いこと言っとる気がしてちょっとムカつくな」

『丈くんひどーい！真剣に答えてあげたのにー！』

藤「落ち着けアホ！夜なんやから大声出すなや！」

『丈くんやってでっかい声です！！』

藤「はいはい分かったすまん、今日の夕飯奢ったるから静かにしなさい」

『ええんですか！？やったぁーー丈くんと食べるの久しぶりですね』

藤「よし、そうと決まったらはよ店行くぞ〜」

肩に腕をまわされ連れていかれる。
色々と相談にのってくれる人が周りにたくさんいて私は幸せ者やな

明日も頑張らな