ぽや門に恋した姫 (ページ25)

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末「今日のA、いつにも増して情緒不安定すぎん？」

リチャ「当たり前やろ、憧れの先輩に初めて会うんやから」

佐「誠也くんも木村さんに会った時めっちゃ緊張してたやん。それと同じ」

正「さっきから立ったり座ったり頭抱えたりで大忙しやな(笑)」

小「あの調子やと会った瞬間倒れてもおかしくないな」

福「それはさすがにあかんやろ！」

座りながら6人の会話を聞いてはいるけど反応する余裕は全くない

(やっっばい、緊張のしすぎか気持ち悪くなってきた…)

関ジュが集まってのYouTube撮影
それもただ関ジュだけの撮影ではなく先輩の3人が大阪に来る
それには私の憧れの先輩も参加するわけであって…

福「あと30分くらいで撮影始まるらしいけど大丈夫なん？」

『うそ、30分！？むりむりむりむり心の準備全然できてない、死にそう』

佐「はいはい、死ぬとか言わない」

『だってぇ、、誠也くんなら分かってくれますよね！？』

末「めっちゃ分かるよ！分かるけど少し落ち着き。深呼吸しよ」

すぅーーーーはぁーーーーすぅーーーーはぁーーーー

誠也くんが背中をトントンと叩いてくれたからか
さっきより落ち着きを取り戻せた

『ありがとうございます…少し和らぎました』

正「今日がくるのずっと楽しみにしてたもんな。緊張するのは仕方ないけど、その分楽しまないとな」

小「それにこんな機会滅多にないんやから連絡先教えてもらうとかは？」

『直接話せるかも分からんのに連絡先聞くなんてことできんって…』

小「やったら俺知ってるから教えたろか？」

『そういうことやないよ！あーもう小島くん羨ましい……』

リチャ「変なとこズレてんなぁ(笑)」

少しでも私が気楽にお仕事できるように言ってくれてるのは分かっとった
緊張をほぐそうとしてくれてる6人に心の中で感謝する

(気にしない気にしない、いつも通りにするだけや)

待ちに待ってた時が近づいてくる