ぽや門に恋した姫 (ページ21)

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正「実はな、あの後姉さんに怒られたんよ」

『え、なんでですか？』

正「Aが家に来たときのこと話したんやけどな、"事情も話さないで女物を使わせるなんてアホにも程がある、良規はもっと女心理解しろ！"って」

(あの日会った時も思ったけど、お姉さんめっちゃええ人なんやな…)

正「そう言われてから今日まで考えてたんやけど、今更自分がした行動が浅はかやったって気づいた。勘違いさせるような行動してほんまにごめん」

『私も勝手に思い違いしてましたから、、詳しく話してくれてありがとうございました』

正「ううん。同じグループのメンバーとして心配してくれたんやろ？こちらこそありがとう」

ニコッと笑った笑顔を見たら否定できなかった

"メンバーとしてじゃないですよ"と

その代わりに私もニコッと笑顔を見せた

『じゃあ早く行きましょ！みんな待ってるはずやし！』

正「そうやな、待たせすぎて怒られるかもしれんな(笑)」

(2人で並んで歩くなんていつぶりやろ…)

そしてガチャっとリハーサル室を開けた

末「おいそこの2人！おっそい！もう少しでリハ始まる時間やで！！」

福「まぁまぁ間に合ったんやしええやないですか〜」

小「大晴も遅刻する回数減らさんとな(笑)」

佐「あ、A！ギター準備しといだで！」

リチャ「はいはい、早く始めるで」

いつも通りのAぇに安心して、みんなの元に駆け寄った

ようやく前までの当たり前の生活に戻ったんだ