検索窓
今日:89 hit、昨日:154 hit、合計:281,433 hit

12 ページ13

あのお泊まりから数日


今でも頭の中は、正門くんの彼女疑惑でいっぱい
椅子に座りながらそのことを考え中



(自分の気持ちを伝える伝えないとかやないけど、好きな人に好きな人おったらそりゃ誰だって落ち込むやろぉ…)







リチャ「Aさっきからなんや落ち込みすぎちゃう?」

『え?……バレました?』

リチャ「おん、分からん方がおかしいくらいの落ち込みっぷりやで」






今日はリチャくんとの二人ロケの日
現在絶賛休憩中
リチャくんも同じく近くの椅子に座っていた








リチャ「どしたん?なんかあったら聞くで。的確なアドバイスとかはできんかもしれへんけど」

『あの、、お仕事のことやなくて正門くんのことで』

リチャ「正門?正門がどないしたん?」

『その…………正門くんって、彼女おるんですかね……』

リチャ「……は?なんで?そんな急に」








そこで私はこの前のことを包み隠さず話した
歯ブラシのこと、服のこと、食器のこと
リチャくんは頷きながら、親身に聞いてくれた








リチャ「それはたしかに気になるな…」

『ですよね!?歯ブラシや食器ならまだ分からなくもないですけど、洋服までってなると…』

リチャ「彼女かどうかはさておき、家に出入りする女性がいるってことは間違いないと思うわ」

『家に出入りするような女性って、やっぱり彼女しかない気するんですけど…』

リチャ「そんなことないやろ、母親っていう可能性あるやん?」

『なるほど、お母さんなら考えられますね』






彼女がいるかもしれないことで頭がいっぱいやったから、お母さんという可能性はちっとも考えてなかった






リチャ「まぁ一番は本人に確認することやな」

『ですよね、、うぅーんでも聞きづらいな』

リチャ「すぐやなくてもいつかは聞かんとな。俺もちょっと探り入れてみるわ」

『なんやすみません、こんな話に付き合わせてしもて』

リチャ「別にええよ。一人で溜め込んで仕事やプライベートに支障出るより、誰かに話して少しでもすっきりした方がええやろ」



スタッフ「お待たせしました!草間さんと姫野さん、もうすぐロケ再開しまーす!」



リチャ「ほら、そんな落ち込んだ顔やなくて笑顔でな」

『はい!』









椅子から立ち上がりロケ現場へ向かう先輩の姿はとても頼もしかった

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (327 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1332人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

タピミル(プロフ) - 更新待ってます! (2022年9月5日 2時) (レス) @page16 id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 続きが気になります (2022年8月30日 1時) (レス) @page15 id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えいり | 作成日時:2022年1月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。