【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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キム・テヒョン。



学校内で彼の名を知らない人はほとんどいない。




顔面凶器、神の子、完璧人間。


一部の男の子からは「俺の彼女はあいつに奪われた」とも言われるほどである。





そんな彼が、何故ヤリチンだと言われているのだろうか。



確かに見た目はチャラい。


頭髪検査はその甘いフェイスで女の教頭先生を虜にしそのまま通過。

生徒指導でも帰ってきた男の先生はポッと顔を赤くして「目覚めそう」と言っていたらしい。





よくよく考えれば相当やばいんではないか。


なんで私あんな子と仲良くなっちゃってんの！！おこがましいにも程があるでしょう！！









TH「おはよう。」



『お、オハヨウゴザイマス…』


TH「昨日無理やり帰ったAさん？結局何を言おうとしたんですか？」




頬杖をつきながらにこにこ笑ってそう言うテヒョン。






な、なんとなく言ってはいけない気がする。


そうだ！！別の話に変えろA！お前ならいける！！






『え、えーっとですね……その…て、テヒョンは……』

TH「俺は？」





『…か、カップケーキ…とか……好きですかねぇ…？』



TH「……は？」


『い、いやほら！調理実習あるじゃん！その時に渡す人居ないし自分で食べるのも虚しいからテヒョンに渡そうかなーって思ったりして！？い、いやぁ！キモいよね！分かる分かる！私もそう思』

TH「欲しい。」




『……えっ』





TH「Aのカップケーキ、俺超欲しい。」






なんともまぁお目目がきらきらしてるテヒョン…







『うん……渡すわ…』


TH「やったぁ、A大好き！」




『…うんそうだネ…大好きだネ…』







どうにか話をそらすことには成功したけれど、結局真相を知ることはできなかった。


…こんな時はあれですわ。









情報収集しよう。

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