検索窓
今日:35 hit、昨日:5 hit、合計:561,401 hit

39 ページ39

物音に目が覚めた。



…もしかしたらテヒョンが起きたのかなぁ……。








.









なんだって!!?









『テヒョン!!!!』






慌てて飛び起きた。


すると、そこには優しく笑っていたテヒョンの姿があった。







「おはよ。」





そう私に言ってくるテヒョン。



ほ、本当にテヒョンなんだよね。

幻覚じゃないか。夢か?






『……え?…うん?……あ、あれ、テヒョン?』




「うん。キム・テヒョン。おはよう。」







『あ、おはよう……




じゃなくて!!大丈夫だったの!?』







夢でも幻覚でもなかった。


ハッとして、慌ててテヒョンに飛びかかった。







『て、テヒョンがいきなり倒れたからおんぶして運んだんだよ!!ううっ!心配したわ!!』






どこのおばちゃんだよって。


そう思うが、テヒョンが起きていた感動が大きかった。




ぶっ倒れることも泣くことも、私にとっては初めて見た光景だったのだ。


焦りに焦っておんぶしてった私。ナイスファインプレー。








TH「…Aが…おんぶしてったの?」

『当たり前でしょう!軽かったから大丈夫さ!!』


TH「複雑だよ」




そう笑うテヒョンに、さっきまでの怖い影はなかったのだ。




安心していた自分がいた。

結局あのテヒョンは、なんだったのか。



深く考えなくても良い気がする。







TH「A。」


『うん?』








TH「ほんとに、俺のこと嫌いになってないの?」






私の目を捉えたテヒョンがそう言った。



言葉に重みがある気がした。そりゃもうずっしりとした。
緊張感の中、私は答えた。








.









『大切な友達だから、どんなテヒョンでも大丈夫だよ。』

40→←38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (711 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2230人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あひる(プロフ) - うぎゃあ…!最後の方は胸がキュンキュンしっぱなしでした (2019年7月16日 19時) (レス) id: 38339f5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ミロさん» ミミミミミミロさんじゃないですか…!!密かに大ファンをやらせて頂いてます、コメントしてくださり有難うございます…!!これからも頑張ります! (2019年7月15日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - いつき様 完結おめでとうございます(o^^o)影ながら読ませていただきましたが、すごくすごーく面白かったです(//∇//)ハラハラドキドキで最高でした!!これからも応援してますっ!(*^ω^*)素敵なお話をありがとうございました!! (2019年7月15日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ふぃさん» ありがとうふぃちゃんんん!!えへへ、いつも見てくれてありがとね。愛してるわよん!! (2019年7月13日 14時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ(プロフ) - うわんおめでとういつちゃん!!!! (2019年7月13日 12時) (レス) id: 2a412b3300 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いつき x他2人 | 作成日時:2019年6月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。