【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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『て、テヒョン！テヒョンー！！？』



倒れたテヒョンに何度呼びかけても応答なし。
血の気が引いた。


ま、まさか死んだとかじゃないだろうね。

と、脈を測ってみたところ異常無し。



どうしよう。どうしよう。






お、おぶってくしかねえ！！！






『どっこらせえい！！！』





勢い半分でテヒョンをおんぶしてみた所案外軽かったことに感動。

もしかして私より体重少ないわけじゃなかろうな。



そ、そんなことはどうでも良い！！






『力を振り絞れ私ぃいいい！！！！！！！』




放課後。人が通らない空き教室。

手助けしてくれる人などいなかった。



一刻も早くテヒョンを助けていかなければ。





その一心で、めちゃくちゃに走った。






運動不足にも関わらず廊下も階段も突っ走った。







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やっとついた保健室の扉をガラッと開けると先生が居た。



「あらやだ！Aちゃん！？どうしたの！？」

『て、テヒョン、テヒョン、助けて、』

「テヒョンくん！？は、早くベットに寝かせて！？」




おばちゃん先生を頼りにベッドまで運んだ。


ごろん。そう寝転がったテヒョン。






『大丈夫かぁああ！！！ベットには運んだぞぉおお！！！！』




手を握りながらそう叫んだ。


…う、なんかどっと疲れが。





そばにあった椅子に座った。



テヒョン。どうか無事であれ。

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