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部活のジャージを着て教卓の下で縮こまっているキム・Aです。どうも。




側から見ればおかしい奴にしか見えないが、


そう、私は今、テヒョンが来ると噂の空き教室の教卓の後ろに隠れているのである。




自分でも馬鹿じゃねと思う。でも隠れ場所がないんだ、許してくれ。掃除ロッカーに隠れようとしたけど私の横幅がでかすぎて入んなかったんだよ。デブだよ。察して。



…うまく仮病を使って部活を抜け出してきたものの。

テヒョンはこない。ここは元々使われなくなった教室なのだ。誰1人として人が居ない。




なんか怖い。お化け出るじゃん。こんなの。私そういうの信じるからね。



…1人座ってぶつぶつ言ってるのも流石に飽きてしまった。

暇つぶしに何か明日テヒョンに会った時のために会話のバリエーションを増やして……









.









と、その瞬間のことだった。









廊下からの足音が聞こえた。





1人じゃない。







2人だ。



ふたり、いる。来ている。









.








.







扉の開く音が、耳に入った。








声が出そうになった口を焦って押さえた。


気を抜いたら喋ってしまいそうだ。






全ての緊張が身体中に走っている。



びりびりした。汗がすごい。







「ねぇ、テヒョンくん。先生が前から誘ってるの分かってるでしょ?」





何か、服同士が擦れ合うような音がした。


次に聞こえてきたのは、甘い女の人の声で。




おいおい嘘だろ。きょ、教師。先生。確かに聞いたことのある声だった。









.









「んー……まぁ、何となくね。」






びくり。



身体が硬直した。








やっと聞こえた男の方の声。







探りに探っていた、キム・テヒョンの声だったのだ。





私の友達だ。







間違うはずがない。








「なに?歳上は無理って?」




「っはは、な訳ないじゃん」




頭が真っ白になった。






や、テヒョン。


待ってくれ。






ま、まさか先生の方にまで手を出してるとは思わなかった。






あの純粋なキム・テヒョンは。


夏祭りに私を誘って、無邪気に笑っていたあのキム・テヒョンは。






私が知っていた、テヒョンの姿とは。







「なら…どう?」

「…違う場所。俺家かホテルしか無理。」




「なら…いい日、連絡するから。」





「あー、うん。待っとく。」








呆気のないことだった。



笑えてくるというか、泣けてくるというか。よく分からない。

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あひる(プロフ) - うぎゃあ…!最後の方は胸がキュンキュンしっぱなしでした (2019年7月16日 19時) (レス) id: 38339f5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ミロさん» ミミミミミミロさんじゃないですか…!!密かに大ファンをやらせて頂いてます、コメントしてくださり有難うございます…!!これからも頑張ります! (2019年7月15日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - いつき様 完結おめでとうございます(o^^o)影ながら読ませていただきましたが、すごくすごーく面白かったです(//∇//)ハラハラドキドキで最高でした!!これからも応援してますっ!(*^ω^*)素敵なお話をありがとうございました!! (2019年7月15日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ふぃさん» ありがとうふぃちゃんんん!!えへへ、いつも見てくれてありがとね。愛してるわよん!! (2019年7月13日 14時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ(プロフ) - うわんおめでとういつちゃん!!!! (2019年7月13日 12時) (レス) id: 2a412b3300 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき x他2人 | 作成日時:2019年6月24日 22時

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