【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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ノリと勢いと悟りでOKを出したお祭り。



そう、明後日はもう夏休みである。





JM「もう夏休みだよ！！早くない！？」


『分かるわぁ、なんだろう、待ち焦がれてたのに早いよねぇ…』



しみじみとそう感じていると「あ、そうだ」とジミンが何かの紙を取り出した。







JM「部活の合宿行く？」






『……あ、』






部活の合宿。





去年も参加はしたものの。

確か夏祭りと日にちが被っていた気がする。





JM「え、忘れてた系？」


『た、多分行かないと思う』




JM「えーなんで。僕寂しいから来てよ。」


『夏祭りと被っちゃうから、』


JM「んー、でも休憩時間アイス食べ放題じゃん。得じゃない？」


『い、いやまぁそうなんだけど…』




食べ放題。


強欲な私はその言葉に心を奪われてしまう……！！！





い、いやでも。テヒョンが。

テヒョンが待ってる。


もう約束、してるし………、





JM「そんなに夏祭り行きたいの？」


『…い、行きたい…』


JM「でもアイス食べ放題があるから迷ってるんだよね？」



的確過ぎて笑う。

私の心を読んでいるのか。




JM「別に夏祭りは来年もあるし。合宿は高校生活の中でしかないんだよ？」




ぐらぐら…と、天秤が下がっていく音がする。


か、考えるんだ私。もしかしたらまたテヒョンが起こってしまうかもしれない。

あんなに喜んでくれた人を裏切っていいのか！？


…でも……あ、アイス。






いんや！！アイスはいつでも食べれる！！テヒョンは待ってはくれないではないか！！








『行かない！！』





JM「えぇ、なんでよ。」


『テヒョンと夏祭り約束してるもん！！』


JM「………え？テヒョナ？」



『う、うん。だからごめ、』









JM「テヒョンってサランちゃんとお祭り行くんじゃなかったっけ？」







こてん、と首を傾げながら言うジミン。








『…………え？』









もう、誰が本当のことを言っているのか。




頭が弱い私にはよく分かりません。

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